第241話 宝くじで宝くじを買う

 宝くじで一億円が当たったら、次の年に一億円分の宝くじを買うのが良いと思う。


 毎年何円分(購入額)の宝くじが刷られているのか知らないが、さすがに一億円分買えば次の年も当選するのではないだろうか。一枚百円だったら百万枚買えるし、千円でも十万枚買える。一億円分買って三億円が当選したら、二億円儲かったことになるが、十万枚買って当たる確率はどのくらいだろうか。


 宝くじで当選した一億円を使って、一億円分の宝くじを買う、つまり儲けを資金に当てるというのは、ほかの場面でも用いられる手法である。たとえば、株は購入金額よりも高くなったタイミングで手放し、そうして手放して得た資金を使って次の株を買うというサイクルが理想的である。


 同じようなことを考えたことがあるかもしれないが、本当は宝くじは買わない方が懸命である。番号を照らし合わせるのが楽しいのは分かるが、当たる確率は本当に低い。買わなければ当たらないと言われることがあるが、買わなければその他の条件に関わらずかかる費用は〇円である(当たった場合は除く)。

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