第135話 諦める技術
諦めることも、たまには必要だと思う。
早起きしよう、早起きしようと思っても、毎日必ず早起きできるとは限らない。ときどき予想以上に寝坊してしまって、時間を無駄にしてしまったと感じることもある。そういうときには、今から頑張って今日やる予定だったことをやるよりも、もう諦めてしまって、一日中遊びに使ったり、だらだらしたりして過ごすのも悪くないような気がする。
潔いという言葉があるが、まさにそんな感じである(これでは、少し美化しすぎてしまっている感じがするが、まあ、そのくらい甘やかすことも大切だろうということで……)。どう考えても勝てそうになかったら、最後まで粘り強く戦うのも良いが、よく頑張ったし、もう良いかな、と自分に言い聞かせて、諦めてしまうのも手だと思う。そのくらい自分に優しくできる能力も、生きていくうえでは必要だろう。
ただし、最初から諦めてしまうのは良くない。上記の場合では、早起きする努力そのものを諦めてしまうというのがそれに当たる。それでは何も進歩しない。あくまで、挑戦してみて駄目そうだった場合に、実際に駄目と分かる一歩手前で自分から勝負を降りる、という話である。
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