第67話 海街diary

2015年の日本映画です。


4人姉妹(末っ子は腹違い)の何気ない日々を、鎌倉の美しい季節の移ろいの中に描いた

是枝監督の佳品。


綾瀬はるかと広瀬すずを見ているうちに2時間が経ってしまった。


物語は父の死によって、腹違いの中学1年生広瀬すずが、鎌倉で3人の姉と同居することになる、ということ以外大した起伏もない。


ただ、女優さん達と、風景描写の美しさで見せられてしまう。


懐かしい江ノ電、極楽寺駅の風情、道の両脇にトンネルのように連なる桜並木、何度も出てくる波打ち際の砂浜、そうした背景の鎌倉の風景が、絵を見るように美しい。


この物語は一応始まりはあるが、終わりはない。これからもまだまだ続いていくであろう日々の一時期を切り取って見せてくれただけにすぎない。


映画が終わる頃には4人姉妹の幸せを祈っている、観ていてそんな心境になる映画だ。

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