第7話 禁足地への潜入
三人はエレベーターで最上階へ。特別なIDをかざすシャロン。
シャロン 「で、護衛の誰に会いたいの?」
ナレク 「シャロンには嘘言っても仕方ないし本当のこと言うぞ?」
ソフィア 「ええ。」
ナレク 「護衛責任者の八咫武流(やたぶる)って人だよ。その人に聞きたいことがあるんだ!」
シャロン 「武流さん?そういえば挨拶はしたかも。責任者だったのね。一番将家さんの近くにいた人だわ!そこのポジションはあの人物のさしがねではないだろうからうる覚えだけど。」
ナレク 「そのある人物って誰なんだ?」
シャロン 「……ジェイソン・ブラック。数学者よ!」
ソフィア 「!?ビルダーバーグ会議の出席者じゃない!」
シャロン 「そんなことまで知ってるのね。この仕事が終わったら二人とはしっかり話したいわ!ついたわ!ついて来て!」
とある部屋の前でとまるシャロン
ナレク 「ここか?」
シャロン 「ええ。私が査読の内容で将家さんに質問してる時間がタイムリミットよ。恐らく今日はそれ以上接触できない。早めに質問は終わらせてこっちの条件に専念してね!」
ナレク、ソフィア 「わかった!」
コンコン
ノックするシャロン
シャロン 「失礼します。査読内容を確かめたいので将家さん会いたいのですが。」
護衛の男がシャロンの対応をする
護衛 「後ろの二人は何だ?」
シャロン 「私のチームです。」
護衛 「名簿にはない!シャロン氏だけは入室を許す!」
シャロン 「でも!査読についてなので。。。」
奥に座っていた男がドアに歩いてくる
武流 「オレがここの責任者だ。三人とも入っていい」
護衛 「ですが名簿に!」
武流 「オレがいいと言ったんだ。それにこの三人から殺意も何も感じない。入れ。早く済ませろ」
シャロン 「ありがとうございます!あ、そういえばあなた達さっき怪しい人を見たって言ってたわよね?査読のことは私がするから責任者の方に報告したら?」
武流 「ん?詳しいことは覚えてるか?そっちのテーブルで聴こう。」
ウィンクして立ち去るシャロン
武流 「どんな奴だった?詳しく頼む。」
ソフィア 「えっと。。」
ナレク 「……単刀直入に聞く。アセンションについて知ってることと能力について教えてほしくてあんたに会いに来たんだ!」
武流 「?!……何故それを…お前達シャロンのチームというのは嘘なのか?怪しい人物の話しも」
ナレク 「すまないが嘘だ。だけど敵意はない。あんたが護衛してる人に何かするわけでもない。教えてほしいだけだ!」
武流 「敵意がないのはわかるが。そんなことをお前達に教える義理もないし護衛責任者のオレとしてはお前達を犯人に仕立て上げ捕まえてしまったほうが利口だと思うが?」
ソフィア 「確かにそうかもしれないけどあたなは危険人物リストに指定されてる!それはアセンションして何かしらの能力でディープステートの敵であると見られてるから。そして私達もディープステートの敵。」
武流 「敵の敵は味方か……そんなリストに載ってるとはな。オレが何者か知っているのか?」
ナレク 「八咫烏……だろ?」
武流 「そこまで知っていたら普通は生かしちゃ置けないが。その話しが本当なら……いや本当か。お前のオーラに乱れはない。真実を述べてるからこそだな。いいだろう。教えてやる。今夜、このホテルのバーに来い。9時だ!いいな。」
ナレク 「わかった!ありがとう!」
シャロン 「話しは終わった?私も確認が終わったけど。」
ソフィア 「ええ。終わったわ!行きましょう!」
部屋を出る三人
エレベーターに乗りシャロンの部屋に向かうことに
シャロン 「で、収穫は?」
ナレク 「今夜9時にバーで会う!その時色々教えてくれると思う!」
シャロン 「よかったわね!なら9時まではあなた達は私の部屋で休むといいわ。私は査読を続きをやるから!この仕事無事終わったら色々話しを聞かせてね!私もジェイソンについて話したいことがあるから。その前に査読に集中したいし!すべては終わってからにしましょう!」
ナレク 「いいのか?オレらは助かるけど安い部屋よりシャロンの部屋のが…な!ソフィア!」
ソフィア 「ええ!さっきのシャロンの助けは本当に感謝してるし。信用もしてるわ!私も査読手伝うわ!AIが手伝うのは効率上がるでしょ?」
シャロン 「是非お願いするわ!」
部屋について査読をはじめる二人
ナレク 「オレは寝てよーっと!」
夜9時15分前
ソフィア 「ナレク!起きて!そろそろ時間よ!!!」
ナレク 「ん……あぁ。起きるよ。行こうか。」
シャロン 「私も行きたい!」
ナレク 「??別にいいけど。シャロンに必要な情報ではないと思うけど。」
ソフィア 「ごめん。査読してるときに仲良くなってアセンションのこと話しちゃった!」
シャロン 「そゆこと!そんな話し事実なら聞きたいわ!」
ナレク 「まぁ、シャロンならいいか。じゃあ一緒にいこう!」
バーに向かう三人
ナレク 「まだ来てないか?」
シャロン 「適当に座って待ちましょう!」
武流 「二人じゃないのか?」
ナレク 「アァ。悪い。オレ達三人なったけどシャロンは全部知ってる。安心してくれ!」
武流 「まぁいいが。その話しはオレからはしない。一つ確かめなければいけないことがある。」
ナレク 「話ししないってどーゆうことだよ!教えてくれるって言ったじゃんか!」
武流 「落ち着け。オレは八咫烏の為に生きてる。お前達がオレ達に意味ある人物かどうか確かめさせてもらう話しはその後だ!」
ナレク 「どうやって確かめるんだよ!」
武流 「すぐ隣にある鞍馬寺に行く。そこの禁足地に行けば確かめられる。」
ソフィア 「禁足地?そんなとこ入れるわけない!厳重に警備されてるわよ!」
武流 「さっきも言ったろう。八咫烏だ。安心しろ入れる。だがお前達がオレ達の待っていた奴らじゃないならそこで消させてもらう。話しは以上だ。ついてくる勇気があるならついてこい。」
ナレク 「……オレは行くぞ!早くアセンションが何なのか全部知りたいんだ!それにそう簡単にやられないぞ!こちとらディープステートに喧嘩売ってんだ準備もしてる!鍛えに鍛えにまくってる!」
ソフィア 「ナレクが行くなら私も行くわ!」
シャロン 「私も行くわ!私もディープステートがそんなことになってる以上アセンションについて知らないと私の敵は倒せない。」
武流 「わかった。ならついてこい。」
四人は鞍馬寺の禁足地に向かう
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