第8話 八咫烏の真実
禁足地
それは字の如く人の立ち入りを禁止している特別な地。
そこに入っていく四人
武流 「この穴の中だ。いくぞ。」
四人は禁足地にある穴の中に進んでいく
ナレク 「暗いな!ソフィアライトつけてくれよ!」
ソフィア 「わかった!」
シャロン 「明るくなったわね!ありがとう!」
武流 「ここで止まれ!……じーちゃん。出て来てくれ!」
武流がそう言うと奥から足音と共に誰かが現れる
ナレク 「?!小さいおじさん…いやおじいさん?」
ソフィア 「うん!おじいさんね!小人……よね?」
武流 「ほう。アセンションはしているんだな?」
シャロン 「何?!私何も見えない!」
武流 「何だお前はアセンションしていないのか。まぁいい。じーちゃん!このナレクって男なんだが。八咫烏の待っていた真実を写す者なのか?」
小さいおじいさんのユミル「ほっほ。久しぶりじゃの武流よ。ふむ。その前にそこのおなごをアセンションさせてやろう。一人だけワシが見えなくてうるさいしのぉ。」
シャロンに光をぶつけるユミル
シャロン 「なにこれ……?!?!なにこのおじいさん??」
ナレク 「安心しろシャロン!おじいさんいわくアセンションさせたらしい。しかも、認知してるとこ見ると事実だな!なにもんだよこのじーさん!」
武流 「八咫烏三羽の一人ユミル長老だ!言っておくがお前らが束になってかかっても一瞬であの世に送れるほど強い人だぞ。」
ユミル 「……武流や、ワシらが待ってたのはこの男じゃ。」
武流 「やっぱりそうなのかじーちゃん。」
ナレク 「?!その待ってたって何だよ!さっぱりだ!」
ソフィア 「とりあえず消されなくてすみそうね。」
シャロン 「そ、そうね。初体験が起こりすぎて正直戸惑ってるけど。」
ユミル 「戸惑いは常じゃよお嬢さん。少し三人に分かるように話すかの。それにアセンションしていてもこのままじゃ何の意味も果たさないのぉ。」
武流 「じゃあじーちゃんあの方法で。。」
ユミル 「そうじゃのぉ。それしかなかろうな。」
武流 「なら半日はかかるか。オレは護衛に戻るぞ?仕事を果たさないと!」
ユミル 「それで良い。徳川は守らなければの。」
ナレク 「おい!二人で何の話だよ!」
ユミル 「アセンションのすべてとその力の使い方とワシらがゆーておる待ち人についても話やるわい。焦るでない童よ。」
武流 「じーちゃん後は頼む。終わるころまたここにくるよ!」
ユミル 「ん。それで良い。」
ナレク 「いっちまった。。。じーさん本当に全部教えてくれるのか?」
ユミル 「あぁ。教えてやろう。まずはアセンションについてじゃがその前に。お主どうやってアセンションしたんじゃ?」
ナレク 「それは…魔女の契約でだ。」
シャロン 「ソフィアに聞いてたけど…それも事実だったのね。ホント状況把握だけで精一杯だわ」
ユミル 「そうか。魔女にあったんじゃな。なら話しは速い。アセンションは真実の世界なんじゃ。本当は人類は皆この世界で生きるはずじゃったがいつしか支配されこの世界を忘れ支配する者の都合の良いように生かされるようになった。その支配を打ち破る者を待ってたんじゃ。アセンションとは進化。アセンションしたものは肉体的にも超人化する。まだ気づいてないようじゃが銃で撃たれてもしっかり集中すれば弾丸などたやすく避けられるぞい。」
ナレク 「ホントか??全然わからなかった……」
シャロン 「私も?!そんな風には思わないけど……」
ユミル 「まだまだ発展途上。これからわかるんじゃ。そしてのぉ。その魔女の様にアセンションしたものは想像したことを創造するような力も使えるんじゃ。」
ナレク 「能力のことか。」
ユミル 「うむ。知っておったか。その能力は空を飛んだり火を体に纏ったり、存在してないものを召喚や具現化したりと様々じゃが全てをできるわけじゃない。その者の人生において強い信念や思想。トラウマなども強く反映されるんじゃ。。わかりやすく言えば悪魔教の者がアセンションすれば悪魔その者を具現化してしまうじゃろう。その者は召喚したことすら理解せずその悪魔に心酔し世界を滅ぼそうとするじゃろうな。それがアセンションの能力じゃ。」
ナレク 「強い思いが反映って言われても…」
ユミル 「安心せい。それにその魔女はワシの知り合いじゃ。ワシらより先におまえさんを見つけるとはのぉ。。じゃが今日ここでおまえさんと出会った。ワシらの所有する鏡がほしいんじゃろ?」
ナレク 「ど、どうしてそれを???」
ユミル 「知り合いとゆうておろう。転生と予言は成功したんじゃな。。。まぁ良い。鏡の話しは今じゃないの。先にアセンションの力をしっかり使いこなせるようにならなねればの。」
ナレク 「手伝ってくれんのかじーさん!」
ユミル 「少しだけの。あとは自分で見つけるんじゃ。お二人さんそこに寝なさい。」
シャロン 「私も?」
ユミル 「そうじゃ。この子はもう能力を身につけとるのぉ。」
ナレク 「ソフィアが??そうなのか?」
ソフィア 「よ、よくわからないわよ!わたしAIよおじいさん!」
ユミル 「ほっほ。まぁ良い。ワシは嘘はついとらんよ。お二人とも寝なさい。これから修行じゃよ。」
ナレク 「寝ながら修行??」
ユミル 「そうじゃ。ワシの力で修行ができるんじゃ!二人して修行じゃぞ。敵が出てくる、その敵は化け物かもしれんし人かもしれん。が、戦いの中で能力を発揮し使いこなすんじゃ。二人を今から眠らるぞい。」
シャロン 「修行する場所って……」
ユミル 「ほっほ。眠った先にある世界。夢じゃよ。」
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