鞍馬ホテル

ナレク　「ここか！」

ソフィア　「安い部屋だけど予約したから入りましょう！」

ナレク　「おう！で、武流ってやつはどこにいるんだ？」

ソフィア　「おそらく上の部屋ね。わたしたちのIDじゃ行けない階にいるんだわ！」

ナレク　　「ならどーする？IDを盗むしかないか？上の階とれるほど金もないもんな」

ソフィア　「それか下に来るのを待つか。護衛っていうからには一目で誰が将家かすぐわかる！その近くにいる誰かが武流って人間だろうし。」

ナレク　「ならその線でいくか！ならホールの監視カメラにハッキングしといて来たらいくとして、飯にしよっか！」

ソフィア　「そうしよ」

ウェイトレス　「いらっしゃいませ！ご注文は？」

ナレク　　「オレはステーキとライス大盛りで！あとフライドポテト！ソフィアどーする？」

ソフィア　「炭水化物ばっかりね！野菜食べなさいよ！まったく！私はコーヒーとおすすめパスタのサラダセットで。」

食事を頂く二人

ナレク　「食った食った！部屋行ってゴロゴロしよーぜ！」

ソフィア　「まったく呑気ね。情報色々まとめるわよ！」

人影がナレク達のテーブルの前に立ち止まる

ナレク　「え？！なんで？！」

シャロン　「ほらまたあった！」

ソフィア　「………なるほど、査読って。」

ナレク　「ソフィア？？………査読、秀才．護衛もしかして新しい定理の証明者って…」

シャロン　「あら、極秘情報に精通してるのね？でもあなた達なら納得いくわ。思い描いてる人物は将家さんかしら？」

ソフィア　「ええそうよ！それを知ってる私たちを警察に突き出す？」

シャロン　「まさかそんなことしないわ。二人にはとっても興味あるのよねぇ。。。そして正解よ。将家さんの新しい定理。即ち予想を査読してるとこよ。でもあの本を読もうとしたナレクと持家さんを繋げるのは難しいけど今"護衛"といった。。。」

ソフィア　「警察に突き出さないならほっといてくる？」

ナレク　　「ソフィア落ち着けって！」

シャロン　「随分嫌われたわね、さっきの私の失言かしら？でも安心していいわ、別に私は国や大きな組織に従順な人間ではない！だったら数学者として楽しいパズルと一生遊ぶわ！でも私はあの国と人間の深い闇を解き明かすために探偵として動くことを決めたの。むしろ目的は重なる部分のが多そうだけど。。ソフィア？」

ソフィア　　「…………」

ナレク　「ソフィア？」

ソフィア　「"エデン"の話しは今はしたくない。でも探偵のあなたがここまで私たちのしてることを知ってるのに目的が重なるってどーゆうこと？？」

シャロン　「ある人物にとって今私が査読している定理は大きな邪魔になるの。そして何故邪魔にるのか知りたいのとその人物が将家さんを殺すとしたら守らなければいけないしそこに、証拠はあるはず。とみてここに来たの。もちろん査読がメインなんだけど、……どうしても繋がるのよエデンとその人物が。そしてあなたたちが現れた。"エデンの民"であろうソフィア！それとナレクがね。エデンについては話さなくていい！護衛に用があるんでしょ？会わせられるわよ！」

ナレク　「本当かシャロン！ソフィアどうする？」

ソフィア　「わかった。察してると思うけどエデンについて話さない理由もあるわ。だから今後その話しはしないでね。私たちは護衛に会いたいだけだけどあなたになんの利益もないわよ？いいの？」

シャロン　「わかったわ。今後その話しはしない。もちろんただじゃ会わせない。私が査読している間は将家さんの周りを捜査できない。そう簡単に命は狙われないだろうけど必ずどこかでその人物の手下は動いてくる。だから護衛さんに何の話しで会いたいかは知らないけど将家さんを守ることと犯人を生け捕りにして！その護衛より先に！それが条件よ！」

ソフィア　「無茶な条件だけど……」

ナレク　「あぁ。やるしかないな。やるよシャロン！」

シャロン　「では行きましょう！最上階へ！」