第4話 アップデートとイギリス女性

京都


御所が長い時間あったここは古く歴史的に貴重なものや、寺や神社が数多くある中

完全に上手くスマート化が出来ていて、未来と歴史と風情が相まって都市のさらなる発展を遂げている。


ソフィア 「ついたわね。市内にある国営図書館に行ってアップデートするわよ?ナレクの血液ちょーだい!」


ナレク  「まぁいいけどさ、何か血液からあらゆる情報をとってオレの見たり感じたりする世界を、共有するのはわかるけどソフィアはソフィアで魔女みたいだな。」


ソフィア 「私も魔女になれるかしら…まぁそんなことよりいきましょう!」


ナレク  「あぁ!」


国営図書館へ


ソフィア 「私あっちのデータルームいくから!」


ナレク  「オレ本読んでるよ!終わったら連絡して!」


ソフィア 「わかった!」


  




ナレク  「さてと。(八咫烏か。確かに日本データベースにハッキングした時にも名前は上がった組織だがデータはかなり少ない。実在した組織だろうけどもう無いとばかり思ってた。てゆーかそんな組織見つけられんのか?ハッキングもダメじゃどーすれば。ソフィアがアップデートしたら幽霊に話しかけてみようかな……怖くて出来なかったけど…)」


本を探すナレク


ナレク  「日本の歴史やメジャーな熊野神社とかで情報落ちるとも思えないけど八咫烏に関係ある神社を片っ端から頭に入れるか。神社系譜の本にネットには載ってない場所とかあればいいけど。

あったこれだ!」


誰かの手と重なる


ナレク  「あ、すいません。」


女性   「こちらこそすいません。どうぞお先に読んでください!」


ナレク  「(イギリス人か?かなり流暢に日本語を話すなこの人。それにもってる本は最近出た定理の本?数学者か?なのにこの神社系譜の本を…変わってるな…)いえ。オレは人を待ってるだけなので」


女性  「今、私の持ってる本を見て数学者と思った。なのに神社系譜の本を読むのを不思議に思った。帰化した日本人じゃないと、すぐわかった。そんな顔をしてるわね。」


ナレク 「いやっ?何を言って」


女性  「軽い動揺。ふむ。それにあなたは東京の人ね?なぜ東京の人がわざわざ京都の国営図書館でこの本を?人を待つ間に読むにはかなり目的があって読もうとしていたとみると。その目的は神社ではなくネットにない系統の神社を探すため。」


ナレク 「なんだよ急に!」


女性  「そしてあなたの待ち人はAIでしょ?……その顔!ビンゴ!。。。じゃあその本はあたな読んでいいからね?私、楽しめたし必要な本は見つけたから!じゃね若人よ!」


ナレク  「ま、待てよ!なんでそんなに全部わかったんだよ!教えてくれ!」


女性  「んー。そうなるか。ま、今日は時間あるしいいわよ!ここはうるさく出来ないからあっちでコーヒーでも飲みながらタネを明かすのはどう?」


ナレク 「そうしよう!聞きたい!」


女性  「申し遅れたわ、私はゼクス・シャロン!日本には査読で来たの!」


ナレク 「オレはノー・ナレク!査読ってことはやっぱり数学者か!」


シャロン 「ま、正解だけど正解じゃない。」


ナレク  「謎の多い人だ。じゃあタネ明かししてくれよ!」


シャロン 「いいわ、まずその靴ね!それは東京限定展開してる店の靴、そして方言がないことから東京の人だとわかる。そして人を待ってるのは事実とみて何故東京から来た人が観光もせず国営図書館で神社系譜の本を?それは観光ではなくもっと明確な目的なあるから。そしてそれはネットにない神社を見つけることと推理したの。」


ナレク 「あんな一瞬でそこまで……確かに根拠があるというか全て辻褄が合うし事実だよ。でもなんでAIを、待ってるってわかったんだ?京都の友達と待ち合わせかもしれないだろ?」


シャロン 「その左腕のパッド!注射の後にするもね。そしてここは国営図書館。本の数も日本で第二位のでかさのここの設備はパソコンやデータベースまで完璧に整ってる。そして東京から来た人間が注射してここで誰かを待つのはAIのアップデート待ちってこと!」


ナレク 「す、すげぇや!正解だよ!!でもさ数学者の何が正解じゃないんだ?」


シャロン 「タネを明かせばそんなにたいしたことないでしょ?笑

それはね数学者ってのはもちろん正解よ。査読に来てるんだし。でも私は数学者であもあるけど他の顔もあるの!」


ナレク 「他の顔?!」


シャロン 「ええそうよ!私は探偵よ!」

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