チェスの迷い


「なぁイルフさんこれからどうするんだ?」

「とりあえず・・・・どうしよっか、なんも考えてないよ」

「頼りになんねー」

「悪かったねこれでも頑張って模索中です」

「飛行機がないことを報告しなければ、イルフさんは怪しまれるし報告するならそれに見合うだけの理由が必要なんだよな。」

「ああ、俺のこと考えてくれてるのか?」

「ちょっとは」

「他人に優しいところもあるんだな」

「別に、そんなことじゃないさ」

「・・・・・・いいよ、べつにおれの事なんてほかの誰も構っちゃくれないからな」

「・・・さめてるな」

「ドライマン。」


彼はそういってどこか違う星を見る。別段悲しそうでもあきらめている様子もなくでもじゃあどうしてそんな方向を向くのかと思ってしまった


「遠いところなんて見るなよ」

「見てないさ、いつもまっすぐしか見てない」

「嘘つけ、どこを向いているんだよ。」

「今見ている方向のことかい?」

「それもそうだけど、めんどくさい奴だな」

「めんどくさくてもいいさ」

「なんだかこうやってあんたと話をしているのに、俺は全然お前と話をしている気になれないのはお前の才能なのか?」

「・・・そんなことを気にしてるのか?」

「気にしているというか、気にならない方が変な気がする。なぜかどこか、自分を卑下しているようなそんな感じだ」

「お前さんに何がわかる」

「・・・なんだよ、理解されたいなら話してみろよ」

「・・・いや、いいよ」


チェスはイルフを見た。さっきと全く変わらない顔で星を眺めている。やっぱりその顔は悲しんでいるわけでもあきらめているわけでもない。訳が分からない。でもとりあえず、次にやらなければいけないことについて考えようと思った。

これからのイルフはチェスがかくまって逃げさせれば、一カ月間は何とかなる。その間、俺はどのくらい動けるのだろうか?歴史書のありかを聞き出したい、ルミアと接触した組織の事も聞き出したい。それと、


「問題は学校だよなぁ・・」

「チェス君俺のことは考えてくれてる?」

「仕事なんてクビにされたらされたで別に構わないじゃないか、ルミアとコトコは進路とかちょっとまずいかもな」

「軽く言わないで、この仕事も大切なことだから」

「じゃあ有給休暇取っちまえよ」

「こんなところで取りたくないよ」

「じゃあやめちまえ」


この会話を数度繰り返して、イルフはじっくり考えてこの仕事を辞めることにした。二人そろってチェスの家に行き、夕食を前にしてこれからのことを話すことにした。


「まず、俺はコトコとルミアが地球に行ったということが分からない限り怪しまれることはない。イルフさんはやっぱりまずいと思う。というかなんで一緒に地球に行かなかったんだってぐらいだよ」

「俺が行く意味なんてなかっただろあの時」

「イルフさんが残っているってだけですごい迷惑なんだけど」

「もういいじゃないか、とりあえずルミアとコトコがこっちと連絡をとりあえるかやってみよう」

「・・?ああ、もしかしてさっきルミアに渡させたものってこっちとの連絡用の携帯だったのか」

「ま、多少連絡するのに時間かかるうえにこちらからは決まった場所からじゃないと連絡できないけどな」

「いや、とりあえずそれでいいよ」

「俺の家に今すぐいって必要なものだけもって来よう。」

「行っても大丈夫なのか?」

「わからん。もしかして運悪く異変に気付いた人に捕まったら俺はここに帰ってこれないだろうな」

「やめよう。金ならある買いに行こう。チェス君。バイクはあるか?」

「いや、空自転車ならある」

「誰か友達で持ってる人は?」

「友達じゃないけどナギ先生なら持ってるはずだったけど、いるか?」

「逃げる時にな、なぎ先生しか持っていないのか?」

「ルミアとコトコがいないっていうのがばれないうちに借りよう。明日は学校も休みだし、明後日には気づかれるだろうな」

「それと、ここももうすぐ調べが入るだろう、必要なものはずっと手元に持ってろ。」

「なんか、わくわくするな」


静かにチェスは笑みを浮かべる


「お前だけだよ」

「こういう状況は楽しむっていうのが男だろ?」



ナギ先生の家の前で、イルフが口を開いた。


「そういえばナギ先生って人しかバイクもってないのか?バイクに二人乗りってかなりスピード落ちるんだよ、一つだけしかないってのがおれにはどうも不安だ。」

「ほかにもいるっちゃいるけど、嫌なんだ。そいつらにバイク借りんのが」

「おいおい私情持ち込むなよ」

「別にいいだろ?一つで十分だよ」

「いや、二ついるね。どうやっても逃げる時、捕まっちゃうよ。バイク不足でせっかく計画していることが分かってしまったら、もったいないだろ?」


こんな言い合いをつづけていると、目の前の扉が思いっきり開いた。


「はいはい。うるさいよこんな時間に」


出てきたナギ先生は短い髪を真後ろにピンで留め、手に鍋つかみを持って困った顔でこちらを見ていた。現在午後10時夕食にしては遅い時間帯だがナギ先生の帰宅はとても遅い。この時間からしか夕食は食べられないのだろう。対する俺たちは驚ろく顔を顔に張り付けて、ナギ先生を凝視していた。


「チェス君と、どちら様ですか?」


ナギは顔をイルフの方に今度は向けて、上から下までなめるように視線をうつす。そのしぐさにたじろぎながら


「イルフって言います。夜分遅くすみません」

「あらあら、よろしくね。とりあえず寒いから中に入ってよ」


そういうと躊躇なく彼らを中に入れ込み、そそくさと自分はキッチンの方へ足を運んだ。中からは鍋のとてもいいにおいがする。

玄関は女の子ゆえか、きちんと並べられた靴と木棚の上に大きな花が一輪と小さな花がそれを囲んでいる。足を踏み入れたフローリングの上に絨毯がひいてある。とりあえず、そこにいることにした。

「それで、今日は何の用事?」

「バイク貸してください」

「ルミア関係の人はとても率直だねえ・・・・・」

「バイク?チェス君免許持ってたっけ?」

「あ――――持ってる」

「嘘でしょ?そんな噂をルミアから聞いたことないわ」

「はい、嘘です。でも必要なんで一週間ぐらい貸してください」


しかしナギ先生はそれからだまり、一人分とは思えない鍋を見つめて食材を足すわけでもなく、ただ沸騰するのを待っていた。

沸騰したころにようやく鍋置きを足の短いテーブルの上に運び、皿と箸を3人分用意し始め、鍋を運び始めた。イルフはチェスに耳打ちした。

「なぜ3人分作ってるんだ?初めからナギさんは俺たちが来るってわかってたのか?」

「いや、違うだろ。初めは一人分を作ろうとしてたんだと思うが食べようと思ったころに俺たちがやってきたから、追加したんだと思うよ。そのおかげで、たぶん鍋の下の野菜は柔らかいか溶けてるはずだよ。・・・・・よく、ルミアとコトコでナギ先生の家に行くんだよ」

「ああ、それでか」

「なにこそこそしてるの?」

「別にこそこそしてたわけじゃないよ、なんでナギ先生が3人分作ってるか不思議がってたから、とりあえず鍋ありがとう」

「そう、召し上がってくださいな」


目を伏せて手を合わせた。いただきますと一声かけてから誰よりも早く料理に手を付け始めた。


「そういえば今日はご飯食べる日だったな」


チェスが誰にいうでもない言葉を漏らし続けざまにイルフも


「というかご飯はここ1ヵ月ずっと食べてなかったな」

「あらそうなんですか?」

「だって食べなくても生きていけますし」

「そうですね。私たちは一生も生きていけるはずよね」

「食事出されたとき、食事を食べている食卓がまだその風習が残っているのかと驚きました。」

「ええ、そうね。」

「なぜまだ食べてらっしゃるんですか?」

「それは、なぜなんでしょうね?分からないわ。」

「ナギ先生はもうどこにも売っていない食材を自分で植えて育てて作った植物を食材売り場の食品と合わせて食べているんだ」

「私もでも思うけど食べることってとても大切だと思うの」

「ルミアも言ってた、だからコトコと俺もたまに食べてるんだけどな」


微笑んでいたナギの顔は見えず、けれどチェスは語る。


「ルミアが言ってたんだけど地球ではまだ肉とか魚とか食べているんだって、俺たちにしたらなんてむごいことをしているんだと思うよ、ルミアもそれ聞いたとき笑って嘘って言ってたな。でもまぁ昔から続いていた風習を途絶えさせるなんて難しいよな、食べることが悪いだなんてそんなこと今の俺たちに言えることじゃないし、それに、もし地球の人が食べることが毒だなんて知っていたら食べることなんてもうしてないと思う。あっちの人は本当にそういった長生きの知識が全くないんだと思う。」

「そうね、ああ、そういえばバイクがほしいんだったけ?」


茶色い食器をテーブルに戻してからナギは意地悪そうに言う。


「ああ」

「もしかして、なにかから逃げてるとか?なんかまた悪さしでかしたんじゃないの?ほどほどにしなさいな」

「いやまあそうなんだけど、ルミアとコトコが地球いっている間に少しでもなにか地球のために、ルミアの力になれることがあったなら、何かしたいんだ。・・・・もちろんこんなのバイク借りる理由でしかないかもしれない。けどやっぱりバイクは必要だ」

「今、なんて?」

「バイクが・・・あ」

「ルミアとコトコが地球に?!いったっていうの?なんで止めないのよ。あなたは保護者兼友達みたいなものじゃない!私はそんな気持ちであなたたちを見守ってきたっていうのに」


ナギは罵倒の限りをつくそうと思っていた。手はテーブルを思い切りたたき、顔は赤く紅潮していた。



「とめなかったわけじゃない。止めきれなかったんだ。たぶん俺が手助けしなくてもコトコは心配してルミアにどこまでもついていくだろうし、ルミアは頑固だからもう決めたことに一直線。そんな分かり切っているなら、やめろと二人に言って、俺だけ手を貸さないなんてできないだろ?しかたなかったんだよ。どうせ、生きてるんだ、好きなものを見て、好きなものを守って、信じていきたいじゃん?」

「わかるわ。何年もあの子を見てきたもの。私だって、止められないと思うわ・・・・・・でも!心配なのよ、ロックの法は彼女たちを許したりしないのよ」

「ん、わかってるって。ナギ先生忠告ありがと。バイク貸してくれ」

ナギは茶色い小瓶の中から鍵のようなものを出し、その小さいものをチェスに渡す。チェスと手があったナギの手はしっかりと彼をつかみ緩めてから


「困ったらまた来なさい。あなたのこと信じてるわ」


そういい、お皿を直し始めた。


「ありがと。また来る」


イルフも頭を下げてお礼を言った。彼女はこちらに顔を向けることなく鍵をテーブルに置き、片づけを始めた。


「あ、そういえば」


チェスはそういってナギのところにまた戻った。


「ナギ先生!」

「今度はどうしたの?」

「ナギ先生のお爺さんが書いた歴史書の行方は知ってるか?」

「歴史書の行方?さぁ・・・そういえばあったわね、忘れていたわ。」

「じゃあ、ナギ先生のお爺さんは今どこにいるの?」

「一応このはがきの住所のところにいるはずよ、渡しておくわね」

「うん、じゃあこれで本当にありがと!」


チェスはイルフの後を追って走っていった。






「とりあえず、今はこの住所のところを探すことと、この通信機を使ってルミアたちと情報を交換しよう。それに、できたらロックの中枢の人たちと話ができるように準備しなきゃな」

「出来るかな?」


イルフはバイクをセットしながら不安な声を漏らした


「ありきたりな言葉だけど、出来るかなじゃない、やるんだ、じゃあまずは必要なものを買って来よう」


イルフはバイクを動かした。





「ルミアは賢いけど反面して無鉄砲だ。地球に行ったときだってなにか考えがあって向かったわけじゃない。けど、ルミアはなにか行動を起こすだろうな」

「ん?もっと大きな声で言え!聞こえねえ」


チェスはのどが張り裂けそうなぐらい声を大きくした。


「俺たちが何か情報をだいたい手に入れないとルミアも自由に動くことができない!だから沢山の情報を手に入れよう!」

「ああ!」


時間でいうと21時だ。今からこの住所の時に行くには徹夜しないとたどり着かないだろう。ロックの陸地の面積はとても広い。緑はないが、廃墟のような荒れ地が広く広がっている。水はないがぬかるんでいないということで、とても移動には便利だ。





「チェス、休憩するよ」

「いいよ」


そういって小さな町の燃料が補充できるところにむかう。さすがに深夜を回っていた。

“小さな町“だが規模が狭いというだけであってきちんとした設備は整っている。ロック特有の高層住宅がいくつも連なり、深夜だが明かりをともしている店もあった。


「ちょっと通信機いじってるわ」

「そうか、俺は何か調達してくるから何か必要なものあるか?」

「ありがとう。じゃあ、細長い硬い針金持ってきてくれ。あとペンチも」

「分かった。いってくる」


チェスはそういっていったん離れた。視線を巡らしそれらしいものが売っている店をうかがう。

ちょうど視線を巡らせたところに酒を飲みかわす男衆がいた。一度見てから目をそらし、周囲に空いている店がそこだけだと確認してから近づいた。

筋肉隆々の男がこちらを向いた。



「あんちゃん、どうしたんだ?そんなとこに突っ立って」

「この近くにどこか燃料とか売ってるところない?」

「今かい?」

「今がいいな」

「ごめんなーどっこも今は店じまいなんだ。空いてるとしたら酒場か警察か・・・ま、そんぐらいよ」

「どうしても今じゃ無理なのか?」

「あんちゃんあと早くて7時間か9時間の辛抱や、まっとき」

「燃料は高くてもいい、どうしても必要なんだ。」

「しつこいで」

「お願いだ」



それから中年のおじさんは口をつぐみまた仲間と酒を飲み始めた。


「おじさん、この近くの燃料売ってる店教えてくれ」

「にいちゃん、我慢しいや」


ようやくおじさんとチェスの会話を聞いていたおじさんの仲間は、口を出してきた。


「なんでそんなに燃料ほしいんや、なにかから逃げてるんか?」

「・・・そうだよ」

「あんちゃん悪いことしたんかいな?俺たちも捕まりたくない。他あたってくれ」

悪いことした覚えがないから腹立たしい。なんでこんないわれ方しないといけないんだ。思わずそんな心情が口から飛び出して、圧力を持って相手に飛んでいく。


「こんな時間にだれが相手してくれる」

「誰も、相手にせんわ」


おじさんの方もうっとうしいものを見るような目でこちらを片目で見ている。しかしチェスは食い下がろうとしない、ほかの人に聞けばいいのにこうなったら意地としか言いようがない。


「せめて場所を教えてくれ!」


おじさんはチェスの言葉に耳を傾けようとしない。チェスはおじさんの顔の真ん前まで行く。真摯な目で訴える

しかし大きな手が顔の前に覆いかぶさり前が見えなくなる。

その手もチェスは払いのける。

払いのけたら次は水をかけられた。目に入ったそれはしみた。

アルコールだった。

氷の入っていた冷たい酒を掛けられ頭が冷えるかと思ったが、その逆で血液が頭に上昇していくのが分かる。

気づいたら相手を殴っていて、相手も俺を殴ってて、それを牽制しようとした仲間もとばっちりを食らっていた。そうしてお互いが体力のなくなった頃に、おじさんが最初にへたり込み、チェスもフラフラの状態だった。


「早くいかないといけないんだ」

「・・・・・・なん・・ではぁ・・・はぁ・・・必死に・・・やる・・・だよ。なにがあって・・・・逃げ・・・るんだよ!!」


息も絶え絶えで、チェスをにらみつける。


「逃げてるんじゃない!」


逃げるじゃない。ルミアの手助けをするんだ。彼女がこれからすること、したいことを誰かに邪魔されて続けられなくなるようなことが起こらないように。


「話せよ!」

「地球選別をやめさせるんだよ、あんなのバカのすることだ」


それで止めようと利益のないことをすることもバカなことなんだろうな。


「地球が好きなのか?」

「好きじゃない。けど、大切なやつたちが止めようとしてるんだ。――――――――地球選別なんてされたら、あいつは・・・・あいつの生きる意味がなくなっちまう」

「そのこのことが好きなんだな」

「ああ、家族なんだ」


おじさんはゆっくりと立ち上がったがそれから素早く歩き出した。ついてこいといい、チェスはあとを追った。





目の前の店はどうやら閉まっている。


「もしかして、ここ燃料があるとこか?」

「燃料はうってないな、けどあんちゃんがほしいものは必ずあるはずだよ」

「俺は燃料しかほしくないって言ったよ。」


そこで、そういえば針金とペンチもほしいとイルフが言っていたことを思い出した。


「あと、ペンチも・・・・・・」


とっさに言葉を失ってしまった。開いたそこはまるで武器の倉庫だった。こんな立派な武器収納があるのかってくらい、充実していた。こんな都市部から離れたところで、所持もゆるされているなんて初めて知った。


「こんなにためてたのか?」

「ためてたというより、自然と必要だから貯まっていったのさ」

「貯まってったって・・・・こんな量貯まったりするもんじゃないよ」

「そんなことより、あんちゃんの必要なものってなんだ?」

「バイクの燃料とペンチと針金細長くって硬いやつおねがい」

「ちょっと待ってな」

「ああ」


そういって、彼はチェスを置いていってしまった。こんな武器に囲まれたところに一人置いておくなんて、盗むでもしたらどうするんだと思った。

しばらくして、ポリタンクを持ったおじさんがゆっくりと近づいてきた。チェスは遠くの距離だが問いかけてみた。


「戦争でも起こすのか?」

「戦争か、やってみたいね」

「バカいえ、どこと戦争するんだよ」


すると急に空気がさめたような気がした。


「どこって、地球かロックだろう?」


チェスは黙った。口を開くのをやめ、必要なものだけ持っていこうと立ち去ろうとした。

後ろに回ったおじさんは口を開き、


「あんちゃん、これを持ってきな。久しぶりにあんちゃんみたいな熱いやつにあったよ。俺の名前はドラッグ。いつかきっとまた会うさあんちゃんならな、そのときまでよろしくな」

「一つだけ」

「ん?」

「なんでこんなに武器を持っているんだ?禁止されているはずだろ?」

「俺はある組織と同盟を結んでいるんだが、さしずめ荷物係さ」


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