第11話 男の子

最近、三人の中である話が話題となっていた。それは、同じ部活に所属している同級生の男の子の話だった。


そしてその人は、私の幼稚園から知っている友達だった。


話を聞くと、その人から度々、Bにメッセージが送られてくるらしく、その内容に対して、三人は気持ち悪がっているというのだ。私は、Bに内容を見せてもらったが、どこにも変なところはなかった。


内容には、Bが最近足を捻挫したため、それを何回か心配する記述と、捻挫しないためにした方が良いストレッチの方法の記述が書かれていた。私はどこも変に思わなかったので、Bに聞いてみることにした。私はこの後、Bの言った言葉に目を丸くすることになる。


「この人、髪が短い女子が好きで、私、短いから狙われていると思うの! 過剰に足の心配してくるし!」


え? 狙われてる? 過剰に心配してくるのって優しさじゃないの? 


Bは自分が狙われていると思い、過剰に心配してくるころを気持ち悪いと言っているみたいだが、私は最後まで結局理解が出来なかった。



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