第60話 今日もご機嫌斜めだった。
それではお楽しみください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
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俺は早乙女さんと長友さんとの飲みを終えて帰宅した。今日は11時前に帰れたからそこまで怒られないだろう……
ただ寝ていると悪いので今日もこっそり家のドアを開けた。
するとまたまた何故か目の前に彩が仁王立ちで立っていた。このシーン前にも見たことあるぞ?
『おかえりなさい、康太君?』
『ああ、ただいま…… それじゃあお風呂入ろうかな。』
『その前に話すことない?とりあえず正座しましょうか?』
正座ですか?彩って恐妻だよ……
『あっ、えーと、遅くなってごめんなさい……』
『それもあるけど、なんで長友さんにバレたのかしら?周りに気をつける事を条件に早乙女さんとの飲みを許したわけでしょ?』
いや、そんな笑顔で話されても逆に怖いんだが……
『いや、その、それはごめんなさい……』
『それで2人と一緒に飲んだのかしら?』
『まあ、はい、そうなりますね……』
『私という妻がありながら、そんな事して良いと思ってるわけ?』
『いや、ダメですけど、一応偽装結婚だし……』
『偽装結婚でも妻は大切にすべきです、グルメ芸人のくだり見てないの? バレたら終わりよ。』
ここでもグルメ芸人出す?時事ネタぶっ込みすぎだろ作者…… 高身長俳優の東○さんでも良くないか?ん?そういう問題じゃない?ちょっと何言ってるのかわからない。
『まあ、それはその通りです。以後気を付けます。』
『康太君は…その……モテるの……?』
え?急にそんな事聞きます?今までモテなかったんですよ?これは確変です……
『今までこんな事無かったんだけどね……』
『ふーん……』
いや、聞いといてその反応は辛いぞ?泣くぞ?
『まあ良いや、この埋め合わせって何してくれるのかしら?』
『え、またですか……?』
『うん、また。何か文句あるの?』
『いえ、全くありません……』
『よろしい。それじゃあね……今週末の撮影の後にデートに連れてって!』
『え?デート?』
『うん。土曜日の撮影は午前中で終わりだからその後にデートしようって言ってるの!前回は愛に仕組まれたものだったから、今度は私達主導でやるってわけよ。』
めちゃくちゃ喋るじゃん…… デートって良いのかそれ。何か偽装結婚楽しんでるよな……廣瀬には悪いけどデートするか。
『あ、はい。わかりました。行き先はどこを御所望で?』
『そうね……ドライブで御殿場なんてどうかしら?買い物もしたいし、富士山も見れるし。』
国民的女優もアウトレットに行くんだな。俺は基本アウトレットとかで私服は買うけど。だって安いし。
『あ、はい。かしこまりました。』
『はい、それじゃあ正座終わって良いよ。お仕事お疲れ様!』
やっと解放された。ってこの展開数話前で経験したぞ?作者手を抜いてる気が…おっとこれ以上はダメみたいだ……
『それで撮影現場には俺も行った方が良いのかな?それとも一回斉藤さんにお家まで送ってもらう?』
『康太君が撮影現場に来てくれる方がありがたいかな、その私の撮影も見てて欲しいし……』
『お、おう……それじゃあ撮影現場まで行くよ。とりあえずお水入れてもらっても良いかな?』
『あ、そうだったね。ちょっと待ってて!』
彩は急いでキッチンに行き、水をいれてくれた。俺は一気に飲み干した。
『ふぅ……ありがとう。それじゃあ明日も早いし寝ても良いかな?』
『せっかく帰ってきたのにもう寝るの!? もうちょっとお話しようよ!』
『え? 彩は明日早くないの?』
『早いよ? でもね、毎日同じような撮影だと息が詰まるって言うか、少し康太君と話すことによってそれを解消したいって言うか……』
『それじゃあ少しだけ今日あった事話そっか、お互い愚痴もあるだろうし。それから風呂入って寝ることにするよ。』
『ありがとう!康太君最高!あのね、今日……』
少しだけと言ったのに何故か彩のマシンガントークが永遠に続き、気がつけば日を跨いでしまった。まあ彩が楽しそうにしてると、俺としても嬉しいから問題ないけどね。
でも月曜日に睡眠時間が4時間も取れなかったこと、それに連日の部署の飲み会や大きなプロジェクトによる残業がここ最近続いていた事などが重なり俺は木曜日に会社で倒れてしまい、救急車で運ばれることとなろうとは……
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