第58話 修羅場った。①


今日2本目の投稿です。それではお楽しみください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾



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 実家訪問から1ヶ月ほど経ったある日、今日は1週間に1回ほどの早乙女さんと飲みだ。


 最近本当にスキンシップが激しくなってきて、俺もタジタジになってしまう。しかもそれを会社内でも目立たないようにやるものだから心臓に悪い。


 それに時々長友さんに気付かれそうになるので本当にやめて欲しいものだ。


 今日は長友さんと一緒にプロジェクトの営業をした後に早乙女さんと飲む予定になっている。


『児島さん、今日私と一緒に飲みませんか?せっかく一緒に仕事してるんですから〜』


 なんでこんなにタイミング悪いんだ……今日は早乙女さんと飲みの日なのに……


『ごめん……今日は早く家に帰らなきゃいけないんだよ。また明日にでも飲もうか?』


『児島さんは私と全然絡んでくれないんですね……』


『いや、そういうわけじゃないんだけど……』


『だったら本当に明日絶対に時間とってくれますか?』


『それはもちろん! でも個室でお願いして良いかな?』


『えっ…… それってエッチなことする気ですか…… 児島さんなら良いかもしれないけど、まだ早いっていうか、その……』


『ちょっと何言ってるかわかんないけど、一応俺も結婚してて、相手が女優だから念のためマスコミにバレないようにだよ。』


『あっ、なるほど。そりゃそうですよね……わかりました。』


『んじゃ明日の7時くらいに予約しとくね。それじゃあ今日はお疲れ様。』


『はい、お疲れ様でした。それじゃあ失礼しますね!』


 まだ月曜って言うのに2日連続で飲むことになるなんてな……今週体力もつのか不安だな。


 とりあえずもう仕事も終わって早乙女さんと飲みに行かなきゃな。さっきからアイコンタクト凄いし。


『それじゃあお先に失礼します、お疲れ様でした!』


 俺は先に会社を出て早乙女さんを少し離れた所で待っていた。そして暫くしてから早乙女さんがやってきた。


『ごめーん、待った?』


『いや、待ってないですよ。それじゃあ行きましょうか?』


『うん!1週間に1度の楽しみだ!』


『そこまでですか。まあ楽しんでくれるなら嬉しいですね。』


『当たり前じゃない、児島君と2人きり…うふふっ』


『ちょっとにやけてますよ…… とりあえず向かいましょうか。』


『あ、いけないいけない。顔に出てたわ。そうね、行きましょう!』


 そうして俺達は居酒屋に着いた。個室のお店だとここになっちゃうんだよな。


『ちょっと……児島さん、早乙女さんと何で2人きりで居酒屋に来てるんですか……? 私には早く家に帰らなきゃいけないって言ってませんでしたっけ?』


 声のした方を見ると何故か長友さんがいた。え?何で?


 早乙女さんもめちゃくちゃテンパってるよ……


『なんか最近怪しいと思ってたんですよ。早乙女さんが良く児島さんにアイコンタクトしてるし、スキンシップも先月から増えました!駅とは違う方へ行くから、何かあるんじゃないかと思ってつけてきたわけです。この状況説明してもらって良いですか?』


『いや、これはその…… とりあえず長友さんも中に入ろうか』


『もちろんそうさせて貰います!』


『ちょっと児島君、この状況どうするのよ……不倫って思われるじゃない……』


『一度彩に状況を説明して、対策を決めるよ。無理そうなら本当の事を話そうと思う……』


『それはダメじゃないの……私達だけの秘密なのに……』


『え、そう言う問題ですか? そっちじゃなくてこっちの生活の問題ですよ。』


『まあ確かにそっちもあるわね。とりあえず中に入りましょうか。』


 俺達はとりあえず中の個室に入った。俺はその間に彩にこの状況をRINEで伝えておいた。はぁ、心労が増える……


『児島さんは私の隣に座ってください!早乙女さんはあっちです!』


『ええ、わかったわ。』『ああ、わかった。』


 長友さんはカンカンになってる。なんでこんなに怒ってるんだ。俺が不倫してるように思えるからか。本当なら人として終わってるもんな。一昨日からグルメ芸人さんが美人女優の妻がいるにも関わらず不倫してたニュースが世間を騒がしてるしもうタイミングがドンピシャすぎる……


『とりあえずこの状況を説明してくれますか!』


 どうしようかと早乙女さんも悩んでいる。まだ彩から連絡もこないし。そんなすぐに判断出来ないからな。


『まあとりあえず注文だけしよっか。』


 俺は時間を稼ぐことを狙ってそう発言した。


『まあそうですね…とりあえず生3つで良いんじゃないですか?』


『ああ、そうだな。早乙女さんもそれで良いですか?』


『ええ、構わないわ。』


『じゃあ生3つと唐揚げと枝豆注文しますね。』


 俺はタッチパネルで注文を終えて、また話題が以前に戻る。


『じゃあ注文も終わったので説明してくれませんか?』


『んーと、それはだな……』


 すると俺のスマホに通知が来た。彩からだ。俺は内容を読んで、それを長友さんに伝えることにした……




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 朝に引き続き新作の宣伝をさせてください!


 明日に新作を投稿します!題名は『陰キャの俺の彼女が実はアイドルだった!? 〜マネージャーになって芸能界トップを目指す〜』です!


 投稿時間は、朝7時、昼12時、夕方17時です。3本投稿です。通勤・通学時間やお昼休みに是非呼んでください!


 またこの作品も星とフォローのほどお願いします(●´ω`●)

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