第3話 『府警本部殺人事件』前編

悲惨な火災事件から2ヶ月…


京都はこれまでになく良く晴れていた。


あの事件が無かったかのように通りには人が多く行き来していた。


だが、そんな平和も殺人鬼によって打ち消されていく…



昼過ぎの京都府警本部。


あの事件から府警は非番が多く、勤務している警官が少ない。


すると1人の男が窓口に近寄ってきた。


男は武士の様な和装をまとっていた。


窓口のカウンターに前屈みになり何やら周りを警戒している。


周りの確認を終えると男は窓口担当の警官にアクリルガラス越しに拳銃を突きつけた。


警官は拳銃を突きつけられるが、ビクともせず男に抵抗した。


「銃を捨てろ!」


警官の忠告にも答えず銃を警官に向けている。


男は舌打ちをし5発ほど銃を警官に発砲した。


アクリルガラスは割れ、2発が警官の肩と首に命中した。


警官は窓口の裏に倒れ込み生き絶えた。


男は窓口のカウンターを乗り越え、警官の銃を抜き取った。


男は居合わせた警官にこう言い放った。


本部ここは我々が乗っ取った。生き残る保証は無い」


府警本部は遂に"Mr.K"によって乗っ取られてしまった…






To Be Continue…







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