ささやかな奇跡

「かばんちゃん !」

涙が僕の顔に落ちた。温かく、美しい涙の粒が、次々と僕の頰を濡らす。

「覚えてる、最初にお話ししたこと」

「食べないで…ください」

「食べないよっ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

死の狭間にて 油絵オヤジ @aburaeoyaji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ