第13話
side 春宮紫苑
準備をすぐに終わせ、作戦はすぐに決行された。結界の外に出る前に作戦に参加しない第三騎士団の皆から激励の言葉をもらった
結界に出て数分、僕はもう軽く鬱状態である
何故かって?
そりやぁ、あたり一面
緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑
どこを見ても緑なのだから精神が参ってしまう
まぁ精神がやられたのは僕だけみたく、アルカ団長達騎士と祐介、秋崎は特に問題ないようだ
あー羨ましい
そんな下らない事を考えながら進んで行くと目的の一行とはすぐに出会えた。まぁド派手に戦っているためわかりやすかったからなんだけどね
「おmaeたチ!大■夫か?!」
団長がゴブリンを蹴散らしながら馬鹿連中に叫ぶ
その声を聞き、馬鹿連中の顔に安堵の表情を浮かべた
見てみると全員ボロボロで、死んでいる奴がいないのが不思議なほどだった
いくらチート持ちといえどもこのゴブリンの群れにはかなわなかったみたいだ
しかし、助けられたことに不服そうな顔をし、文句を垂れ流している奴がいた
「フン…、助けてもらう必要なんてなかったのに……」
ポツリと不満を垂れ流していたのは馬鹿連中のリーダー格の士道という奴だった
「おい!士道!そんな言い方はないだろう?!それにお前達の勝手な行動で他の人達にも迷惑をかけたんだぞ!少しは反省したらどうだ?!」
そしてそれを見逃す祐介でなく馬鹿リーダーに噛みついていく
まぁ正直、怒るのは分かるが、ここを切り抜けてからにして欲しい
「コラ!お■達!いがミ合うのha■の場所■やれ!」
団長に怒鳴られ祐介はバツが悪そうな顔をし、秋崎に慰められていた。一方、馬鹿リーダーはバツが悪そうな顔をするどころか、祐介を睨みつけている。反省の雰囲気ゼロである
「……よ……な…だ……」
「ん?どうsiたんda?」
「なんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよなんでだよ」
「Oい…どうし■んだ……?」
「なんでだよ……。なぁ団長さんよぉ」
「…どうシた?」
「俺って勇者なんだよ」
「ソれが、どう■たんda?」
「なんで何一つうまくいかねぇんだ?なんでだよ勇者なんだろ?なんで誰も言うこと聞かねぇんだよ、うまくいかねぇんだよ、なぁ。」
何言ってんだコイツ
いやマジで何言ってんの
僕や騎士達そして祐介や馬鹿連中全員戦闘中だというのに皆ポカンとしてるぞ
「まぁ、士道toりaえ――
「うるせぇよ!!黙れよ!!俺は!勇者なんだー!!!」
そう言って馬鹿リーダーはまたもやゴブリンに突っ込んで行った
馬鹿の下の表現ってなんだっけ?
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8/11 改稿しました
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