34.of my mind『終わりの始まり』覚醒


「……勝った、のか」


 アロイスはヴァヴェルの傍に近づく。

 すると、ヴァヴェルは意識朦朧とした様子ではあったが、小さく、口を開いた。


「貴様……ら……」

「なっ……! お、驚いたな。まだ生きているのか」


 古代の魔族とは、これほどまでに。

 出会った頃から、この瞬間まで、驚かされっぱなしだ。


「ゲホッ! よ、よもや、儂が倒されるとは……思わなんだ……」

「俺たちもだよ。正直、負けるかもしれないと思ったのは久しぶりだった」

「それは儂を褒めているのか。フン、どっちも良いがな。し、しかし……」


 ゲホゲホッ!

 緑色の血を口元から垂らしながら、淀んだ目でアロイスを見つめる。


「これで儂も魔王様の元に帰れるというもの……。ある意味、喜ばしい事だ……」

「だったら最初から素直に死んでいてくれれば嬉しかったんだがな」


 さすがにアロイスも限界だったらしく、肩で呼吸をしながらその場で腰を下ろした。

 リンメイたちもアロイスの傍に近づくと、無言のまま、ヴァヴェルを見つめる。


「お前たちのようなヤツが居なければ、この世を魔族の天下に出来たものを……」

「違う。この時代は人間と魔族の国境は無い。だからお前の出る幕じゃないと言ったんだ」

「信じられぬことだ。魔族が人間と和平を築く世など……」

「おう。俺の経営している酒場があるんだけどよ。建物は魔族が造ってくれたんだぞ」

「……戯言にしか聴こえぬ。だが、本当なのだろうな」

「ケットシーが遊びに来たり、最近じゃあハーピー族の子供を育てたり。そういう世界なんだぜ」

「ククッ。やはり儂には少々窮屈な世界か。もう、逝く他は無いようだな」


 ヴァヴェルの呼吸が徐々に浅くなっていく。

 彼の死を迎えて全てが終わるはず。

 アロイスたちは、一匹でも勇敢に戦い続けた氷竜の最期の姿を見納めていたが、しかし。


「最期だ……。教えておいて……やろう。これは、終わりではない。この世界には、儂のような……古代の眠り……。いずれ……真なる魔界への……扉が…………」


 ひ……ら……く……。


 ―――ドサリッ。


 ヴァヴェルは、その言葉を遺し、息絶えた。

 瞬間、彼の遺した『 言葉 』に、アロイスたちは各々が顔を見つめ合った。

 しかし、特段慌てたり興奮した様子は無く、達観した様子で。


「おい。お前ら、今の聞いたか。まさか、氷竜のような奴がまだ世界に居るんだとさ」


 アロイスは立ち上がる。

 リンメイはため息を吐きつつ、返事した。


「ああ、そう言っていたな。まあ、不思議な話ではない」

「……だな。ヴァヴェルのような奴が眠っていたダンジョンがあったんだ。他にあっても不思議じゃないか」

「そういうことだ。それで、お前はその話を聞いてしまったわけだが、どうするつもりだ」

「どうするって、何がだ」

「この世界の危機は終わっていないという事だ。お前は、それを聞いても酒場の主を続けるのか」

「世界の危機、か。確かに、このクラスの奴らが未だ眠っているというなら、俺は……」


 アロイスが何か言い掛けた時、後方でバキンッ! と音がした。

 なんの音だ?

 全員が振り返る。と、そこには永久凍土が解放されたレイが、目を覚ましたところだった。


「あ、あれ? 俺って……そうだ! ひ、氷竜は! 」


 思わず身構えるレイ。

 アロイスは「終わったぞ」と笑って呼びかける。が……。


「どうやら、お前らが全てを終わらせてくれたみたいだな」


 氷竜の傍から、懐かしい声が聴こえた。


「ん……、うおっ!? 」

「レ、レグル……! 」


 それは、今の時代において、アロイスとリンメイだけが良く知る声の主。

 かつてのクロイツ冒険団、初代部隊長レグルスだった。



「レグルスッ!! 」


 アロイスは駆け寄るが、それよりも早く、リンメイはその胸に飛び込んだ。


「お、おっとっと。リンメイ、なんだ……随分と大人びたなあ」

「レグルスッ……! 」

「落ち着けよ。まずは話をさせてくれよ……と、言っても無駄かな」


 レグルスは微笑を浮かべながら、胸の中のリンメイの頭を撫でながら言った。

 仕方なく、彼はアロイスに目を向けて、話を聞いた。


「んで、アロイス。お前がそんなに年を取ってるって、どういう了見だい」

「……やっぱり記憶が無いのか。どこまで覚えてる? 」

「ん~。そこの氷竜に凍らされたところまでだな。あとは、目が覚めたら今だった……カナ」

「丸々時間が飛んでるのか。なるほど。シンプルに説明すると、今は2081年だ」

「2081年……。なんてこったい、俺が覚えてるのは2072年だぞ」


 レグルスは「ハハハ」と笑った。


「じゃあなんだ、お前らは今年で……25歳……くらいか? 」

「いいや、俺は今年で27歳だ」

「27!? おま、俺と3つしか変わらないじゃねえか! じゃあリンメイは」


 レグルスは驚いて抱き締めるリンメイを見つめる。

 リンメイは「言うなっ」とレグルスの頬を右手でグニュリと無理やり閉じる。


「むおっ。ほうかそうか、分かった分かった。はあ、しかしそんな事になっていたなんてなあ」

「おう。んで、後ろにいるのはクロイツの現エースたちだ」


 アロイスは、リーフたちを紹介する。


「これはこれは、知らぬ顔ばかりで……」

「当然だ。アンタが行方不明になってから、部隊長は三回交代してる。そこのバンダナが四代目だ」

「四代目!? うーん、時代が変わり過ぎてついていけないな」

「それはアンタのことだし、追々慣れるだろ」

「まあ、そりゃそうなんだけど。というか、俺以外に同じような境遇だったヤツらは居ないのか? 」

「境遇ってなんだ」

「凍らされてた奴だよ。氷竜の事だし、同じように彫像にされてたヤツが居るんじゃねえの」

「……あっ」

「もしかしたら、今頃そいつらも目を覚ましてるんじゃないのか」

「そ、そうだ。思い出した! ちょっと行ってくる! あとの処理は適当に任せた! 」


 すっかり、氷竜を討伐した余韻とレグルスとの再会で忘れていた。

 ―――ネーブル家、その家族のことを。

 レグルスと同じように氷漬けにされていたのなら、今、彼らは。 


(頼む。スピカの皆も、間違いなく目を覚ましていてくれよ。頼む―――ッ! )



 彼らが蘇ることを願い、駆け出した。

 急いで、スピカたちが凍結させられた部屋へと、舞い戻る。

 すると……。


「……ッ! 」


 ―――そこには、願い通り。

 当時、その星屑事件スターダストと共に墜落したスピカの面々が、再び息を吹き返していたのである。


(おお……ッ! )


 また、スピカの面々だけではなく、道中で氷竜の吐息に半ば倒れたクロイツの仲間たちや、他の冒険者たちも目を覚ましたようで、アロイスは安心する。

 スピカを含めた長い時を越えた冒険者たちは混乱している様子だったが、彼らも強者として、そのうち自身に起きていることは理解するだろう。


(全員に話しかけてやりたいところだが、今の俺の目的は……! )


 アロイスが一心不乱に向かった先は、ナナの両親が凍らされていた場所。大勢の人の間を縫って、アロイスは、カイ・ネーブルとリリー・ネーブルのもとに急いだ。

 そして、彼らが居た場所に赴いた時、そこには、確かに、生きてその場に立つ二人の姿があった。


「……カイさん、リリーさん! 」


 アロイスが叫ぶ。

 彼らは「うん? 」と顔を上げて、アロイスを見つめた。


「よ、良かった。カイ・ネーブルさんと、リリー・ネーブルさんで間違いありませんか」


 アロイスが尋ねると、父親カイは頷く。


「ああ、そうだが……。あなたは? それより、この状況は何か分かるなら教えて欲しいのだが……」


 やはり、彼も他の者たちと同じように混乱していた。

 アロイスは、彼らに今の状況を説明する。


「まず……そうですね。自分はアロイス・ミュールと申します」

「アロイスさんですか? ああ、聞いたことがあるお名前だが……っと、もしかして、クロイツのアロイスさんですか! 」

「あ、ああ。そうですね」

「お噂は兼ねがね聞いておりますよ」

「噂……ああ、そうか……」

「なんでも飛ぶ鳥を落とす勢いの新人だとか。しかし、見た目は熟練の冒険者のソレですね、ハハハ」


 カイは表情を明るくして、アロイスと握手を求めた。

 彼の意識は約6年前で止まったままであり、当時、アロイスがクロイツで活躍していることを遠くの話で聞いていただけに過ぎない。恐らく、彼の中においてアロイスは『 20歳 』程度という年齢で止まっていたのだ。


「あー、いえ。その、なんて話をすれば良いのか。まず、カイさんが考えるより、今の状況はあまり単純では無いと思うんです」


「と、仰ると? 」


「今から話をすることは、あなたが考える以上に混乱を招くと思います。ですが、カイさんとリリーさんならば、全てを受け入れられると信じています……」


 ………

 …


 そうして、アロイスは、彼らが氷竜に倒されてからの数年。

 今まで自分が見てきた全てを、歴史を、ありのままに話をした。

 

 やはり、最初は受け入れることが難しい様子だった二人だったが、ノースフィールズの地元で暖を取るうちに、落ち着き、自らに起こった事を理解していった。


 ―――やがて、一週間後。

 アロイスは、カイとリリーと共にイーストフィールズ行きの飛行船に乗り込む。

 そして座席に腰を下ろてから、やはり話題というか、会話の種になったのは、ナナの件についてであった。


「……未だに信じられない。でも、世間を見て、嫌でも時間が経ったことを思い知らされる。俺とリリーの中ではナナは15のまま。大事な時期に、6年もほったらかしにしておいて、今さら合わせる顔があるのかと不安しか募らない」


 アロイスの隣に座るカイは悲壮に満ちたように言う。

 更に隣に座るリリーは、その手のひらに手を重ねて優しい表情を浮かべる。

 

「大丈夫ですよ。アロイスさんから色々お話を聞いて、どれだけあの子ナナが立派に生きていてくれたのかを知ったじゃないですか」


 その口調は穏やかでナナにそっくりだった。


「俺たちの中ではナナと離れたのは二週間ほど前なんだ。でも、ナナにとっては……」

「今は成長した姿を楽しみにしましょう。あの子が私たちを許してくれることも願って」

「……そうだな。ウダウダ言っても仕方ないことか」


 リリーに促されたカイは、静かに落ち着く。

 だが、ナナの話題に尽きないカイは、アロイスに話しかける。


「ところでアロイスさん、ナナが本当に酒場の手伝いを……? 」

「ええ。カイさんが残したお酒がきっかけで、酒場の経営が始まりました」

「確か母屋を改築したとか」

「勝手に申し訳ありません」

「ああっ、そんなことは。どうせ自分たち死んでいた身です。むしろナナの面倒を見て頂いて有難うございました」

「そう言って貰えると嬉しいですよ」


 ハハハ、と二人の大男は笑い合う。

 ……すると、アロイスは「ふう」と一呼吸入れる。

 不意に、神妙な面持ちを見せた。


「どうかしましたか? 」


 アロイスの言い知れぬ表情に、カイが尋ねる。

 と、アロイスは窓の外の流れる雲を見つめながら、言った。


「いえ。こちらの話ですが……頃合い的には今なのかな、と思ったことがあって」

「頃合いですか? 」

「はい。貴方たち二人が戻ってきて、自分の役目はここまでなのかなと考えていたんです」

「……役目とは」

「自分は失った時間を取り戻すのに、不必要な存在です」

「まさか……。アロイスさん、あなたは」


 カイが何かを言い掛けるが、アロイスはそれを遮った。


「どうやら、世界ってやつは自分に新しい運命ばかりを求めているみたいで。ですが……」


 こんな事を言ったら、彼女になんて怒鳴られるか分からないな。

 自分にとっても、あの土地カントリータウンに根を下ろしたつもりだった分、どうにも感情を上手く表せない。


(冒険者に戻りたいとは思っちゃいない。それは本心だ。出来ることなら、ずっと酒場をやりたいと考えているのは変わらない。でもな……)


 アロイスは"ある想い"を胸に秘め、静かに目を閉じたのだった。


 ………

 …



・・・・・・・・・・・・・・・

―――【 五日後、カントリータウン 】 


「さて、久しぶりのカントリータウン。どうですか、二人とも」


 アロイスがカイとリリーに訊く。

 二人は久しぶりに感じる地元の大自然の香りに、深呼吸してから、穏やかな表情を見せた。


「自分にとっては、わずか一ヶ月も満たない出来事です。でも、ここに戻ってきてから、一気に実感が沸いた気がします。土や風の匂いがとても懐かしく感じてしまうのは、潜在的に数年以上も眠らされていた反動なのでしょう」


 カイの言葉に、リリーも頷く。


「それは何よりです。では、家に帰りましょうか」


 アロイスが先行して、二人を引き連れる。

 二人は6年の間に様変わりした町並みを驚きながら眺めつつ、雑談を交えながら、久方ぶりの自宅に向かった。


 そして、三十分後。


 ナナと祖母の待つ自宅に戻ってから、アロイスは「お待ちください」と二人を止める。


「さすがに全員で押し寄せたらナナたちを驚かせてしまいます。自分が先に戻って説明しますよ」

「……それが良いですね。すみませんが、お願いできますか」

「もちろん。では、少しお待ちください」


 二人は、玄関横の茂みから隠れるようにして様子を伺う。

 アロイスは一足先に玄関の戸を叩いて、ナナが出てくるのを待った。


 すると、一分もしないうちに。


 屋内からドタドタと足音が響き、ガラリ! と戸が開く。

 そこには、両親にとって、あまりにも涙しそうになる成長したナナの姿があった。


「……! 」


 幼かった齢十五だった彼女が、今は立派な大人に成長しているという現実。

 何度も、何度も薄っすらとしていた『 時を超えた 』という事実の波が今度こそ全身に押し寄せて、カイは思わず飛び出しそうになった。

 しかし、リリーが肩を押さえて、それを止めた。


「カイさん、まだです。今、出て行くべきではないですよ」

「うっ……。そ、そうだな。すまん、様子を見るという約束だった……って」


 隠れて見守るカイには、さらに衝撃的な光景が。

 玄関で、ナナはアロイスを見るやいなやその胸に飛び込み、強く抱きしめたのだ。

 リリーは「あらあら♪ 」と笑顔になるが、カイは拳を握り締めて目に炎を燃やしていた。


「な、なんだありゃあ! アロイスのやつめ、まさか……娘と!? 」

「アロイスさんと出会ったのは1年前と言っていましたし、ナナもアロイスさんのような男性が現れれば……ねえ」

「お前、まさかアロイスを……」

「フフッ、私が愛しているのはカイさんだけですよ。でも、ナナがアロイスさんに惚れるのも分かるわあ」

「どうしてだ!? 」

「だって、どこか雰囲気というか、あなたに似ているんですもの」

「……それのどこに娘がアロイスを好きになる理由があるんだ」

「ナナは、お父さんが大好きだってことですよ。ねっ」

「むっ。むむ……そ、そうとも取れるか……」


 影で見守りながら小声での会話。で、ありながら、耳の良いアロイスには全て聞こえていた。

 アロイスは額に汗を流しつつ、ナナの頭を撫でて、口を開いた。 


「と、とりあえず無事に戻ったぞ。約束は守っただろ、ナナ」

「……はい。本当に良かった、良かったです……っ」


 ナナは頬を赤くして涙を浮かべ、アロイスを見上げた。

 アロイスも強くナナを抱き締め返したかったが、グっと堪える。


「ナナ。今回のダンジョン攻略を経て、色々とあってな。その、大事な話があるんだ」

「大事な……話? 」

「ああ。今、お婆さんは家にいるか? 」

「はい、居ます……けど」

「呼んできてくれないか。きっと、これはナナとお婆さんにとって"運命"を変える話になると思う」

「……? 」


 ナナは不思議そうな表情を浮かべるが、言われた通り祖母を呼びに行った。それから、祖母は直ぐに玄関に現れ、アロイスに「お帰りなさいさね」と、しわを寄せた笑みで呟く。


「ただいまです。えっと、まずは自分は無事に帰ってきたわけですが……」

「ナナに聞いたけど、何か運命を変えるとかいう話があると聞いたさね」

「ええ。その、どこから話をすれば良いのか。まず、そのうちおおやけになることなので、どういうダンジョンを攻略したか説明します」


 アロイスは、自分がどのような経緯でダンジョンに赴き、氷竜と呼ばれた古代の魔族を討伐したかを説明した。結果的に世界を救ったことを含め、当時の冒険者たちが永き眠りについていた事を。


「……地下の最深部、そこには氷竜に凍らされた当時の冒険者たちが居ました。そして、そこで、貴方たちの運命を変える出会いをしたんです」


 ナナと祖母は「何が運命を変えるのか」と耳を傾ける。

 アロイスは一旦の間を置いてから、それを、伝えた。


「スピカのメンバーです。お婆さんの息子夫婦、ナナの両親。カイさんと、リリーさんの凍結された姿がありました」


 二人は目を点にする。

 ナナは、咄嗟に「本当ですか!? 」と鬼気迫るように叫んだ。


「本当だ。当時の姿のままで残されていた」

「お、お父さんとお母さんが、そん……な……こと…………」


 ナナは全身を震わせ、過呼吸のように吐息を漏らす。

 あまりにも、複雑すぎる感情が入り混じったのだ。

 いつか帰ってくると胸のどこかで信じていた反面、今の彼女は、氷漬けにされた両親という存在を聞いて、二人とも"死んでしまっていた"と認識したからだ。

 ……だが、真実は、彼女にとって、あまりにも幸福たる福音となる。


「落ち着いてくれ、ナナ。まだ話は終わっていないんだ」

「何が……。何が終わっていないんです……か……」

「氷竜の魔法は、完璧すぎたんだ。だから当時の冒険者たちは氷の中で、生きていた」

「えっ……? 」

「俺たちが氷竜を倒したあとで、氷の魔法は溶けた。彼らは、再びこの世に生を受けたんだ」

「冗談ですよね。そんな嘘、アロイスさんでも、嫌いになりますよ……」

「嘘じゃない。現に二人ともカントリータウンに。そこに、立って居るよ」


 アロイスは振り返り、茂みを見つめる。

 ナナと祖母が同じように目を向けると、そこには、出かけた当時の姿で……。

 二度と会えるはずのないと思っていた愛する両親が。

 当時と変わらず生きた姿で、こちらを微笑むように立っていた―――。



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