【SS】妹「起きたら巨乳になっていたんです」 俺「そうか」
文月 景冬
第1話「変態」
チュンチュン
妹「zzz」
妹「ん……んん……」パチッ
妹「ふあぁ……」ムクリ
ユサッ
妹「……? なんだか重たい……」チラッ
おっぱい「」デーン
妹「……」
妹「あれ?」
★
ドタドタドタッ
妹「兄さん兄さん!」バンッ
俺「なんだ騒がしい」
妹「見てくださいこれ!」ユサッ
俺「はいはい。巨乳巨乳」
俺「まったく、朝から下品な奴だな。おふざけがすぎる」
妹「いや、起きたらこんなに大きくなってたんですよ!」
俺「そんなわけないだろ。詰め物だろそれ」
妹「違いますよ! ほら、触ってみてください!」グイッ
俺「いや、まあ、元のを知らんからな……」モミモミ
★
妹「どうです? 本物でしょう?」
俺「わからんけど、柔らかいことは柔らかい」モミモミ
妹「パッと見ですけどGはありますよこれは……」ゴクリ
俺「ってかさぁ」
俺「お前元々大きめだったじゃん」
俺「それがここまで大きくなって嬉しいもんなの?」
妹「Gに到達するとまた違いますよね。格が1段違うんです。超えられない壁というやつです」
俺「ふーん」
妹「友達にも自慢できます」
俺「そうか」
★
妹「はっ、こうしてはいられません! 巨乳用の服を買いに行かないと!」ガタッ
俺「いや、その前に学校。このままじゃ遅刻ギリギリだろ」
妹「そうでした……」
俺「巨乳に浮かれすぎだろ」
妹「だって、いきなり巨乳だったんですもん……。それに、合う下着もないです」
俺「あ、そうか。突発的な巨乳だもんな」
俺「俺、女体のなんたるかはよくわかんないけどさ。絆創膏とか貼っておけばとりあえず大丈夫じゃないの?」
妹「まあ、1日くらいなら……」
★
キーンコーンカーンコーン
先生「よし。HR始めるぞー……ん? 妹は遅刻か? 真面目なあの子が珍しいな」
ガラッ
先生「お、来た……ぶふっ!?」
妹「はぁっ……はぁっ……すみません! 遅れました!」ユサッ
ザワッ
妹「ちょっと、色々ありまして……」
先生「い、色々……あったんだろうな……」チラッチラッ
先生「まあいい。席に座りなさい」
ザワザワ
★
リア充「おい……おい! 妹ちゃんの胸凄くねぇか!?」
陰キャ「え、えぇ? み、見てないからわからないよそんなの……」
リア充「目を逸らすな! よく見ろあの巨乳!」
妹「……」タプンタプン
陰キャ「す、凄く大きいね……」
ムクムクムクッ
陰キャ「わっ……や、やばっ……」アセアセ
リア充「おい! しっかり勃起させてんじゃねえかよ!w」
陰キャ「だ、だって……」
★
妹友「おはよー! ってかなにそれー? 凄い巨乳になってる!」
妹「あ、妹友ちゃん。そうなんです! 朝起きたらこんなに大きくなってたんですよ!」
妹友「えー! 羨ましー! そんなことあるんだ!?」
妹友「え、触っていい?」
妹「ふふん。構いませんよ」
ムニュッ
妹友「おおっ! 凄い! 本物だこれ! Gはあるよ!」
ザワザワ
リア充「Gあるって」
陰キャ「う、うん……」ゴクリ
★
陰キャ「はぁ……はぁ……」
リア充「お前さっきから息荒すぎw興奮しすぎだろw」
陰キャ「お、抑えられないんだよ……」
リア充「なにお前? もしかして前から妹ちゃんのこと好きだったり?」
陰キャ「……」
リア充「うわ! マジかよ! よかったじゃん。目当ての子が巨乳になって!」
陰キャ「う、うん……」ハアハア
陰キャ「あ、もう駄目……」フラフラ
リア充「おい。そんなフラフラしながらどこ行くんだよ」
★
妹友「でもこれは男子が黙ってないね。ヤバいもん」モミモミ
妹「ちょっと妹友ちゃん。触りすぎですよ」
陰キャ「……」
妹友「ん? 陰キャ? どうしたの?」モミモミ
陰キャ「はぁ……はぁ……」ジーッ
妹「陰キャくん?」
陰キャ「南無三!」ガバッ
ダキッ……ギュウウウウッ
妹「え、えぇ!?」
妹友「うわっ!? 妹の巨乳に顔を埋めた!? こいつヤバい!」
陰キャ「もう死んでもいい……」ムニュムニュ
★
妹「ちょ、ちょっと! 離してください!」ググッ
陰キャ「はぁ……はぁ……」
妹友「暴走してる! 巨乳を目の前にしてまともな状態じゃなくなってる!」
リア充「発情しすぎだろ! おらっ! やめろ! 捕まるぞお前!」グイーッ
陰キャ「もう捕まってもいいんだ! 今堪能さえできれば!」グリグリ
妹「ひぁっ……」ビクッ
妹友「いい加減にして!」ドスッ
陰キャ「ぐはぁっ……!」ドサッ
リア充「肘鉄!」ワッ
陰キャ「」ピクピク
妹「ほっ……」
★
先生「陰キャが半身不随でもう二度と歩けないそうだ」
シーン
先生「先生悲しいよ。うちのクラスでこんな問題が起きるなんて」
妹友「で、でも先生! あれは陰キャの自業自得だよ!」
先生「ここまでの仕打ちを受けなくてはならないことだったのか!?」バンッ
妹友「ひぃ……」ビクッ
先生「聞けば事の発端は妹の巨乳だったという」
先生「妹。後で生徒指導室に来なさい」
妹「はい……」シュン
★
ガラッ
先生「来たか」
妹「はい……」
先生「最初に訊いておこう。正直に答えてくれ」
先生「今回の件、反省はしているか?」
妹「悪いことをしたなとは思います。彼の人生のターニングポイントになってしまいました」
先生「そうか」
先生「しかし、お前が反省しようがしまいがこの巨乳は縮まらん。そうだろう?」グニィッ
妹「ひっ……そ、そうです……」ビクッ
★
先生「まったく。一晩でどうしたらこんなに大きくなるんだ」モミモミ
妹「あ、あの……先生……?」
先生「食いすぎじゃあないのか?」モミモミ
妹「い、いえ、太ったわけでは……」
先生「こうやって、だな。脂肪を燃焼させてやらないとな。先生に任せなさい」モミモミ
妹「そんなぁ……」
先生「どれ。カロリーを先生が吸い出してやろう。巨乳を出すんだ」
妹「そ、それは……つまり……」
先生「出すんだ!」グイッ
妹「きゃあ!」
先生「なっ! 絆創膏だと……! どこまで男を弄べば気が済むんだ!」ベリッ
妹「い、痛ぁっ……!」ビクッ
★
先生「巨乳に似合わない綺麗な乳首じゃないか。少し赤みがかっているが」ツンツン
妹「そ、それは今先生が勢いよく剥がしたから……」
先生「先生のせいか! それはいかん!」チュウッ
妹「あっ!」
先生「優しく吸って舐めてやるからな。安心しろ」チュウチュウ
妹「……っ……くぅ……」ビクビク
妹友「先生ー。やっぱり妹は悪くない……」ガラッ
妹友「ってこいつもかーっ!!!」ドスッ
先生「ぐえぇ!?」ビターンッ
先生「」グテッ
妹「い、妹友ちゃん……」ハァハァ
妹友「妹、大丈夫!? ほら! 逃げよう!」グイッ
タッタッタッ
★
教頭「昨晩、先生の死体が生徒指導室で発見されました」
シーンッ
教頭「心当たりのある生徒は速やかに申し出てください」
教頭「私達としても大事にはしたくないのでね」クイッ
妹(妹友ちゃん……)チラッ
妹友「あわわ……」ガクガク
妹「……」
スッ
妹「私がやりました」
ザワッ
★
教頭「ほう、君が。どうやって?」
妹「巨乳で誘ってそのまま殺しました」
教頭「ふむ。現場の状況とも一致しているね」
教頭「よろしい。君は殺人鬼だ」
ザワザワ
妹「……」
妹友「妹ぉ! あんたは違うでしょぉ!? 妹ぉ!」
教頭「連れていけ」
警察「はっ!」
妹「……」スタスタ
妹友「妹ぉーーーーっ!!!」
【SS】妹「起きたら巨乳になっていたんです」 俺「そうか」 文月 景冬 @Fuzukie
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