第245話 皆が居てくれたから完全解決出来ました。

大きなテーブルを何個も並べて座る。

一つ目のテーブルは私とノレルお母さん、金色お父さんとお母さん。東さんとジョマ。


二つ目はツネノリとメリシアさんとおじさんとおばさん。そこにルルお母さんとお父さん。


三つ目は王様とジチさん、カムカさんとマリオンさん、ルノレお母さんとガミガミお爺さん。


四つ目がカリンさんとマリカさん、後はリークさん。ノレノレお母さんとペックお爺さん。


そんな感じで始まった。

始まりの挨拶をやるように言われて困ったのだけど、ノレルお母さんからは「是非見たい」とお願いされるし、ツネノリからは「千歳が居なかったら完全解決は無理だったんだから」と言われた。


「お母さん、何を言えばいいの?」

「皆さんにお礼を言えばいいのよ」


お礼か…


「無事に完全解決出来ました。

でも私1人では何も出来なくて皆が居てくれたから出来ました。

この世界を作ってくれた東さん、

一生懸命この世界を盛り上げようとしてくれたジョマ。

世界の壁を越えて何とかしてくれようとずっと頑張ってくれたルルお母さん、ルルお母さんの中で励まし続けてくれたノレルお母さん、ルノレお母さん、ノレノレお母さん。

命をかけて助けてくれた金色お父さん。

外の世界やここ一番で助けてくれたお母さん、

外とここの二重生活をやり切ってくれたお父さん。


ツネノリを支えてくれて変えてくれて、ツネノリの為に強くなってくれたメリシアさん。

ツネノリとの仲を認めてくれたり、散々私たちを助けてくれたメリシアさんのお父さんお母さん。


メリシアさんが死んでしまった時に助けてくれた、ペックお爺さん、カリンさんとマリカさん、リークさん。

メリシアさんを鍛えてくれて一緒に戦ってくれたマリオンさん。

真っ赤な鎧を作ってくれたガミ…じゃないやドフお爺さん。

最後の戦いに来てくれて私のワガママを受け入れてくれたカムカさん。


そして色んなところで助けてくれた王様。

王様が暴走しないように色々助けてくれたジチさん。


そして何より私をずっと助けてくれたツネノリ。

皆が居てくれたから完全解決出来ました。

本当にありがとうございました。


…えー…と…」


「千歳様、最後は乾杯って言うのよ」


「そうか。

皆ありがとうございました。

乾杯!」


そしてご飯が始まって少しすると皆話したりお酒を飲んだりしている。


「千歳、とても素敵だったわ」

「ありがとうノレルお母さん」


「ノレルは千歳にベッタリだな」

「ツネジロウ、貴方だって千明にベッタリじゃない」


「ああ、こうして会えたからな」

「私もだ。千明、初めまして」


「初めましてノレルさん」


おや、東さんとジョマは熱心に話しているし、ノレルお母さんとお母さんと金色お父さんで盛り上がってしまった。


私は行き場をなくしてフラフラとテーブルを移動する。


二つ目のテーブルに行くとおじさんがホットサンドを勧めてくれる。

「おじさんありがとう」

「沢山食べてくれよな」


ツネノリはお母さんのおにぎりをこれでもかと食べている。


メリシアさんはルルお母さんとおばさんに捕まっていてお父さんとおじさんが仲良くお酒を飲んでいる。


「ツネノリ」

「どうした?」


「居場所なくてさ」

「ああ、あっちも盛り上がっているんだな」


「うん、だからさ一緒にテーブル回って皆に挨拶したりお礼を言ったりしない?」

ツネノリはテーブルのおにぎりを一瞬見た後で「いいぞ」と言う。


「無くならないよー」と言ったのだが、「千歳、カムカさん達を見ろ。普段パンだから米に喜んでいる。無くなったら困る」と真顔で言われる。


「…無くなったら次元移動して取ってくるよ。明日以降も時間があればもってくるから」

「本当か!」


お米バカ。

ツネノリはそれならと言って立ち上がる。


「ツネノリ様?」

「千歳と皆にお礼を言ってくる。メリシアはゆっくりしていてくれ」


「はい。後でお時間をくださいね」

「ああ、俺こそよろしく頼む」

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