ミラーサイト
俺の永遠の遊びが
誰かの心で芸術的に調べられるとき
さいの角をけずって、漢方薬に
使ったこときっと
後悔しただろう
かゆんかゆゆん
とハエが飛び
電話の向こうから
羽音が聞こえてくる
あなたの心は優しいらしい
なにか燃え尽きた音がした
なぜだろう
バレーボールが
コートの外に落ちたのと
同じ音
ぱちぱちぱち
炎が泣いてびしょぬれだ
目が真っ赤で
燃え続けるのに
泣き続ける
不思議な不思議な恋でした
最後に君が笑ったのは
ポルトガル帰りの先生が
こっそりおならをした
ときだった
ホタルが光る
生得的審美眼に
私たちが目をつむるなんて
おかしな話よね
だから私は外に出て来て
ぐらぐら大型トラックが
大変にいじめる古い橋の
橋桁に足を乗せてみた
あほらし
あほらしいわ本当に
緑の蛍光クラゲがさ
私の夢に出てきたの
勝手に入るなと思ったが
やつは意外と可愛いやつ
君は歌いたいか
ならば歌おう
人並みに
命の影に立ち尽くす
君の友達に伝えよ
コートの中に隠した
それは何だと
あほらしい
それだけで終わりなのか
自分の中で旗を揚げてりゃ
それでいいのか
信念とは何だろう
簡単なこと
自分が一番正しいっていうことを
自分だけが知っているからきっと大丈夫だ
そういうこと
そういうことをみんなが思ってて
だから隣のおばさんは
ずっと変な野菜を育てていて
穴だらけのじょうろで
何度も何度も水を汲む
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