ポップペンシルベニア
くたびれた淋しさ
握り締め
砂でできた旅人は
森にある
文房具の丘にやってきた
ペンフィールド
ソリューション
ホムンクルス
ダイバーシティ
重なりそうな理想
極端に風のない荒野
0に近づく視野
それで俺はしやあせだ
それで俺はしわわせなんだ
訳の分からぬ小人
こたつの中で泣かないで
消しゴムをやるからさ
嫌気性な奴らが
俺のことを足蹴にした
落書きだらけの心には
きっと突き動かされた
ものがあった
俺は逃走の中で
きれいな消しゴムを一つ
奴らの花畑にくれてやった
色鉛筆まみれの坂道に
走り出した小人
駄々をこねた俺だけは
まだ永遠のトーキーに
卵を与えようとする
ペンフィールド
カラフル
フランケンシュタイン
オートマチック
やけに暗いわけだ
夜景のなかには怪物がいた
淋しさを込めてなきつづけて
誰にも気づかれない
東京都庁を抱く怪物が
よかった
あいつにならなくて
俺はこれでしああせだ
俺は、これでしややせなんだ
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