ロストシュート
半分に折れた青空に
白い跡がついた
赤ん坊が天へ行く
悲しい金網よじれても
私は摩擦に克てなくて
係わる全てを助けない
凛と反ったゆりの花
受動張力が気に障る
代えよ供えよ大団円
使い続ける筆の眠り
たこあげ
たいよう
おおぞら
私はしゅうじを抱きしめた
二度と立ち上がることのない
男と女
腹這いになって
生きていく
悲しい剛体
孤独な物質
交代交代
別室で
一生懸命願ってね
土星を噛んだ神様は
何も与えてくれないの
残された罪と重なる意識
目障りな不死鳥が
飛んでいき、
どうも不気味な果実酒を
あおってはかぶっては
喉を擦る最悪が
配電盤と洗濯機の、下の下から
這い出る生活が
ロンドンと東京を私に憎ませる
関節の暗く光るような痛みが
神様の減少していく私の部屋が
輝かしい日々を嫌わせる
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