第6話 細やかな

最近、細やかな悩みがある。いや、最近といってももうだいぶ経つ。人間は成長するとより深い思考が出来るようになる。故に自分のしていることに疑問を持ってしまう。

私は、自分がしていることが正しいとは思わない。銃を持って人間を殺しに行くことが正当になることは断じてない。でも、皆がやっているなら、それは私が責められることもないのではないだろうか。大衆と同じ動きをすることが普通ならば、私は普通なのではないだろうか。なんて考える。

私はたぶん、皆より死と密接な関係にある。どうしてそうなったのかは分からないが、私には代役がいない。言葉も、声も、私の代わりにはなってくれない。それは良いことなのだろうか。感情や思考は何時も人を殺す。じゃあそれは、人が人を殺しても同じ事なのではないだろうか。それとも、そんなことをしている人間である私は死ぬべきなのだろうか。例えば人に罵声を浴びせる人、心ない文字を投げつける人は、死んだ方が良いのだろうか?直接殺すわけではないから大丈夫?分からない。


私は悩みを抱えている。人を傷付ける人間はいない方が良いのか、誰か教えてください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る