第6話 埼玉県さいたま市 1
ださいたま、という言葉がある。
元々とある有名な芸能人が広めた言葉であるが、そのせいで埼玉という土地はダサい、というイメージがついてしまっている。
しかしながら、私は幾度となく埼玉を回ってみたが、この埼玉という都市がそんなに言うほどダサいとは思わない。
寧ろ、東京の近くにありながら独立を保っている誇り高き県であると思う。
東京、という大きな存在に同化することなく立っている孤高の県。それが埼玉である。私はそう思う。
さて、今私は埼玉県さいたま市にいる。
さいたま市、というひらがなの市名。それを県庁所在地にしてしまうのが何ともロックだ。
この県民のロックさ、好き。
なんてことを思っていたら、私は埼玉で驚くべき光景を見てしまった。
それは……
「十万石饅頭~、十万石饅頭~。エルフも絶頂する十万石饅頭いらんですか~?」
エルフが十万石饅頭を売っていた。
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