メアリーと迷いの森 4

大自然の化身からの特命

森の民からすれば神の言葉に等しい!


メアリーを乗せて駆ける駆ける

ゴールで生き絶える寸前の全てを

賭ける駅伝のような無茶な疾走


無駄に歳をとっている所為か

考える必要のない事まで瞬時に判断

大物の森の主系ナワバリの迂回

力関係や敵対友好関係

そして頭を振り無かったことにする!


【無心になってただ地を駆ける

だけの獣になれれば良いのだが】

無駄に知恵があるのが辛い!


メイヴ様がメアリーと会話をしつつ

嫌なプレッシャーをかけてくる


このモノは老いたとはいえど

【白銀の風】と呼ばれる異名のある獣

目的地まで30分など容易に違いない!


自然には干渉など多分かけてないだろうが

風すらもメイヴ様に忖度して

追い風により応援


跳躍距離が伸びすぎて崖だろうが

谷だろうが軽々と跳躍


森の力関係や縄張りなど無視して

主のボスの巣の間横など

あえて邪魔が居なくて通りやすいので

何度も突っ切る

傍若無人 ぶり


森の主で怒ったり何事か?と

時々並走してくる

足の速い強者も現れるが


メイヴ様を確認して挨拶しようとして

追っ払われている


私に祝福の加護や速度系のバフを

かけていくそっち系の魔物や幻獣

遥か格上にも遭遇


恐縮してしょうがないが

「かたじけない!」

言葉短めに感謝!


驚いたり目を細めていく高位の存在達

値踏みされたようだが感謝に絶えない!




闇の獣と言われる闇に近い恐ろしい獣

まで現れ何を考えているかわからないが

先行して道を切り裂いたり

地形操作で整地など


力を見せつけて消滅!

挨拶にしても凄い力と能力だ!


湖面に近づいた所で

此処で良い!


周りの支援のお陰か余力を残しての到達!

「老いて衰えるのにはまだ速い!」

「もっと精進せよ!」


「せっかくの異名が泣くぞ!」

遠回しなありがたき褒め言葉がかけられる

神に近い存在からの言葉

これは墓まで持って行っても良いぐらいな

名誉な御言葉である!


まだ若く成長できるとの御言葉

多分嘘はない!

寿命まで読み取ったのであろう!

あと200歳は生きれるかも知れん!

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