メアリーと迷いの森 3

しょうがないのでメアリーは

古狼さんの背中に乗り里に向かおうとするが


諦めの悪いものがもう一匹?

バサバサ降りてきて

「そんな貧相な古狼などほっておいて」

「私を騎竜に!」

ドラゴンの上位種の

【ブラックドラゴン】さん

昔にメイヴ様による半殺しに二度あって

メイヴ様が怖くてしょうがないらしい!


身の安全のためにも

少しでも使えるやつ

仲間未満でも認識してもらいたいところ!


断られるとは全く思っていない!

全てにおいて私の方がまさっているはず!



メアリーからすると存在そのものが

迷惑でしかない!

森中の獣は姿を隠して息を殺して居るし

人間だって怯えて生活できなくなる!


ヨクワカラナイママ

ドラゴンライダーとか嫌すぎる!


一緒に恐れられて普通の生活など

不可能になる!


「嫌です!」即答


「何故?!」( ゚д゚)


【存在そのものが迷惑】全否定するのも

可愛そうだし言葉に困る


条件つければ納得するだろう

無理難題を吹っかける

小型になれて人間になれて

イケメンで声はcv高山みなみ

性格もよく配慮ができる方なら

考えましょう!


ブラックドラゴンさんは

無理という思考回路を持っていなかった!

しばらくは習得のための修行の旅に旅立つ

事になる!


今まで馬鹿にしていた勤勉な

竜語魔法専攻のドラゴンの所に

頭を下げて習得に行くことになる!


隠れ里に着いて驚いたのがまさかの

ジジイの古狼さん

此処は幾度も森を護った英雄

フッドが居た村


人間の第三次迷いの森侵攻の際は

フッドを背中に乗せて戦った事もある


「メアリーさんはフッドの関係者ですか?」

「娘です!」(゚∀゚)


ギルティ!

もう言い逃れなど出来ない

森で多数決を取ったら

完全敗訴確定案件!

_:(´ཀ`」 ∠):

とんでもないものを殺そうとしたものだ!



「やはり私が死んでお詫びおおおおお!」

またかー

「早まるな!生きて償うんだ!」

なんとかメアリーが

死ぬ死ぬ病の老人を押し留める!


家族や親戚に驚かれると思ったら

古狼さんは戦友で他人でもない仲らしい


私以上のもてなしを古狼さんはされて

恐縮してこれでもかというぐらい

小さくなって居る


とんでもない

恐れ多い!


まあまあ飲めや飲めや


メアリーたちは寝れそうなとこを借りて

既に就寝中である!


そして深夜

『起きろ!ねぼすけ!』

誰よ!まだ夜よ!

半分眠ったまま頭を振っていると

まさかの【メイヴ様】


これからいく場所がある

お前も着いてこい!


外では古狼さんが平伏している!


「イヌッコロ時間をくれてやる30分で

森の中心の湖までメアリーを連れて行け」


樹海に近くセンターまでは

100キロはある

理論的にほぼ不可能な距離

全力で飛ばして更に加速の術

命を削って死ぬ気で走ればあるいは・・


特命を帯び存在を認められたに等しい

加速と跳躍 地形操作全力スキル

久しぶりの全力の作業

数十年振りだ!


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