5章

メアリーと迷いの森 1

ノア騒ぎの混乱から

とりあえずの落ち着きを取り戻した頃


ソラのギルドの執務室で・・


メアリーという子が居るだろ

あれ見て何か見えないか?


ソラは長橋に引っかかる事柄を聞く


厳密にはわからないが

微量のなんらかの加護があるかも知れん

才能や個人の魅力では図れないものもある


霊的存在でもある長橋から見ても

気付いていた様だが取るに足らない

出来事としてスルーしていた模様



精霊の加護なら適任だな

エルフと交渉関係結ぶにも

閉鎖的で種族的自意識が強い!


精霊を崇めており

精霊以外の言葉は聞かん


ただ飯食わしているわけにも行くまい

せめて マリー マチルダ 陽天と

まではいかないが

一人前として独り立ちさせたいところだ!



ソラからのギルマス命令!


「メアリーエルフまで届け物頼む!」

「刺激しない様に少数で行くように!」


危険な場所で猛反発して

拒否すると思っていた所


「いいですよ!」

すんなりok


それに猛反発したのが

子分たちの部隊

【リトルシャーウッド】


そんな危険なところに

盟主 弓姫を送れない!



ソラにメアリー収めてくれと

頼まれ!



メアリーは

「狩人レンジャー弓師なるものは

自然と一体化して親和を高め

精霊の声を聞かねばならん!」


最もらしい嘘を平気でのたまい!


「随員は2名」

一人は錬金術師クリスをメアリーが指名

もう一人は仲間内で決めろ!


そこからは随員の選抜戦で大騒ぎ

マリー マチルダ 陽天は別の仕事で

忙しいので関わることはしないで

眺めるのみ!



最高の弓の技術での競い合い

【特級】クラスのスキル


細い的を射る【目抜き】

同じ場所を射る【ワンホールショット】

何枚重ねた的を壊せるかの【強撃】


何名も既にハンターやスナイパーの

【鷹の目】習得

スナイプ目標物拡大スキルがあり

1センチ内の誤差での勝負!


一国の選抜戦以上の勝負である


命にかけてもメアリー様を無事に護れ!

重いプレッシャーまでかけられる!



当のメアリーやクリスは友達同士なので

お気楽モード


ほとんど『自分らの庭感覚』

気分転換に薬草取りや

キジや鹿狩りに二人で行く間柄

全くの心配などしていない

打ち合わせで


「移動が進まないので

薬草やキノコ花取るのは5箇所まで」


エー(´・ω・`)


「小型の動物キジやウサギ狩るの5匹まで」


エー(´・ω・`)




メアリーの自分が育った隠れ里に通いつつ

エルフの居る深部に行く予定である

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