フォレストロード ビックフッド2

エルフは話し合いはする気が無いようだ、

どの道平行線、時間の無駄、

自分らの優秀勢を示す為の勝負だろう!



次の日ちゃんと食事を出され

昼になる10時前ごろ


勝負が開始された!

立会人とエルフの若族長と私だけ


3人だけの空間である、

案の定【弓勝負】を挑まれ!


的が木に括り付けられる!


「公平を期すためにその弓はダメだ!」

「ではそちらの使う弓を借りよう」


細工がないか相手の使う予定の弓の方が

安全と判断!


そして勝負が開始される!



その裏では面白い事が起きている


なにかな 


なにかな


おもしろそう


悪戯好きのシルフ達

風の妖精シルフでも最下層は

空気と何ら変わらない存在

認識も難しく干渉力も低い!


人間は野蛮な悪者

エルフの味方をしよう!


そうだ!そうしよう!


最下層のシルフは猫や犬と一緒で

気分屋 自我も薄い!



1匹が邪魔をしにビックフッドに

向かったところ!


ビックフッドと目が合う?


「?!」

「見えてる?」


逃げる間も無く捕まれ


「オタスケー」

もちろん声は人間には届かない!


周りのシルフ達も大騒ぎになるが・・・


そこにいると危ないですよ」

後ろの葉っぱの上に丁寧に置き

頭を撫でて離す!


誠に紳士的な対応


「?!」

野蛮じゃないいい人?


シルフ達が騒がしいと

この森の主の【風の女王】メイヴが

高位のスーパーシルフを引き連れ現れる


メイヴやスーパーシルフは

その思考回路はそれぞれが全く別の思考回路を持つに至っている。また同時に、人間とは全く異質の思考アーキテクチャを獲得しており、その真の「意思」を人間が推し量るのは難しい


シルフ達からすれば遥か上位の存在で

一斉に慌てて草陰に隠れる


ただ1人を除いては・・・


自我に目覚めつつあり

スーパーシルフに覚醒しようとしていた個体

勝手にビックフッドの【守護】に

つこうとした事で

【MVP個体】ビックフッドの取り巻き

判定で進化が始まっている



メイヴとしてもこれは珍しく興味深い!

この場では【絶対の専制君主】


「私はどちらも応援しない!」

「この場の者達で決めろ!」


突然の議会提案!


スーパーシルフ達は自我や意識があるので

【非常に困る】

メイヴ様の逆鱗に触れよう者なら

自我のないシルフに落とされる!

メイヴ様の意向や顔色が全て!



普通のシルフは感情や気分のままで

何も考えていない!



常識的に森の精霊としては

人間を応援するのはオカシイ!


スーパーシルフ達はエルフの味方をし


自我の薄いシルフはビックフッドが

興味深いのでたくさん群れて集まって

応援し出している!


エルフの1射目


妨害処ろかスーパーシルフの応援の

【補正効果】

的のセンターに【当たるべくして当たる!】



それに応じて

ビックフッドの1射目は時間がかかる!


随分と風が荒れてるな

風のラインや変化を読もうとする!


雑魚シルフ達は

ずるいの

卑怯なの

汚いの

スーパーシルフ達に非難轟々


メイヴ様が高みから

公平に見物してるので言いたい放題!



シルフ達を安心させるように

「大丈夫!私の邪魔をするなら

伝説の風の貴婦人 シルヴィアか

風の女王 メイヴでも連れてくるんだな!」


全ての風すらものともしない【剛撃】

適性の限界角度を超えた弓の引き絞り

弓が壊れても構わない!投射


邪魔する風すら影響される事なく

的を貫く何処ろか!

裏の木の中ほどまで矢が貫通!


とても凛々しい横顔に!


「あらいい男ね!」

メイヴ様がつい呟いてしまった結果・・・


と思ったが手遅れ!


全てのシルフ達が一斉に

【ビックフッドの支援】につく



そこからは酷すぎる勝負だった・・・

エルフの矢は一度も的に当たることはなく!


ビックフッドは外そうとあさってに

撃ったところで強制的に的に当てられる!



族長エルフはついにブチ切れる


「こんな事があるわけない!

勝負は認めん!」



そこで隠れていた

風の女王 ティアラを被り錫杖を

もつ大きめのシルフが顕現する!


「これが長年見守り守護してきた

エルフとはシルフが見えないどころか

風すらも読めんのか?」



高位の言語まで喋るシルフ

森に生きるエルフからすれば

【神にあたるものの降臨!】


慌てて土下座して控える!


ビックフッドはお構いなしだが


私が森を安定させたせいで

特権種族による腐敗を生んだか!


【私はこの地を去ることにする!】


森の主の守護を失うどころか

これからは森の主導権争いの戦乱が

森で起きることになる!



「あの取り込み中悪いのですが

私達は一刻も早く森を抜けたいのですが

幻術解いてもらえませんか?」


恐れ多くもエルフ無視して

頭ごなしの要求!


【身の程知らずの人間よ!】


これを受けて生きていたらな!

風の刃 ウインドカッターどころではなく

エクスカリバー?

いや【次元断絶】既に人の身で

どうこうできるものではない!


魔王にすらダメージを負わせる

クラスの代物


死を覚悟したところで!

最初に助けたシルフが前に立ちはだかり

毅然にも風の女王に立ち向かおうとする!



【フン!興がそれた!】

空間ごと断絶しそうな

【禍々しい黒い風の刃が掻き消える】


「さっさと森を抜けるが良い!」

だが高い代償を払うことになるぞw」


「格別のご厚意痛み入ります!」


その後 【シャーウッドの森】を抱えて

森を脱出


そして、夜分寝静まった頃


「オイ!そこの召使い!」

ガバっ!!

「ファ?!」

お前を守護してやるので世界中を連れ回せ

これは命令である!


【風の女王】メイヴ様に取り憑かれ、

時期に伝説や森の王に担ぎ上げられる

事になる!


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