恋するアルベルト・ノア 5
ノアはめんどくさそうに
ソラの捕獲に乗り出しにきている!
ソラの位置はわかるし、実力の上では
既に格付けが済んでいる!
暴れるようなら≪光の回廊≫に閉じ込めて
後で出してやればいい!
不覚を取らないように敵の位置を
見定めつつ捕獲や
半殺しのプランを考える!
手足など無くても問題ないだろう!
そこへ予想外の攻撃
遠距離からの不可視の音のない攻撃!?
常時張られている簡易障壁すら突き抜け
3発の銀の弾丸が撃ち込まれる
暗殺専用のサイレンサー 消音の銃撃
頭と心臓そして
武器の杖【第九の神翼】を持つ手
頭ははずれ、
心臓の付近や右手に弾丸が撃ち込まれ、
武器の【ブースターロッド】
魔力増幅の杖まで落とされる
全く想定警戒していないほうからの
狙撃に不覚を取る!
高速で移動していたので落とした杖の位置も直ぐにはわからない!
銃器の類はこの世界ではまだ
一般的に普及していないはず!
古代の魔道アーマーの一部が
装備するもので珍しい!
【ヘッドショット】喰らって即死していたらと考えると恐ろしい!
狙撃した相手を最優先で仕留めようと
思ったが・・・
探知にかからない『生命反応』
すらわからない!
動くものは小型の動物ばかり
いろいろな加護がついている
神杖(シンジョウ)を失い
【能力値が大幅減】
魔力の能力は40%近くダウンしている
隠れて狙撃するものは見つからない
そして 前方にはソラが待ち構える!
冷静に考えればここで引き返し
撤退すべきなのだが・・・
一秒たりとも思い人の苦労を延長させる行為はしたくはない!
あの白い貴人 長橋さんの
ため息一つでさえ!
私の心臓を激しく締め付け苦しめる!
あれを見ているほうがはるかに酷だ!
レア装備品のアイテムBOXから
予備の杖を取り出す!
「スタッフ・オブ・アーク」
【説明】アーク
聖なる櫃 ノアの箱舟(方舟):Noah's Ark
そのほか悪魔や天使にアーク何々と使われることが多い
下界では最高位に近い杖
ある程度は軽減された能力が補完できる!
魔力の増幅のブースターロッド
としては質が高い
聖属性や水属性への耐性も上昇する!だが
「第九の神翼」は桁違いの性能なので
あれには遠く及ばない!
全ての属性への耐性、並びに
【聖属性攻撃無効】
【闇属性攻撃10分の一に軽減】
ステータス上昇 HPSP上昇
魔法のクールタイム
【ディレイ1秒に短縮】
障壁を【物理障壁に変更】
物理攻撃の無効化に努め
罠と分かりつつもソラの元に突き進む
何発かの正確な狙撃が来るが
物理障壁で軽々はじき返し
撃ってきた場所であろうところに
無造作に範囲魔法
【ホーリーレイン 光の雨】を降らせる
其処へソラによる待ち構えた
長い長い詠唱が終わる!
【すべてのものを浄化し
無に帰し灰とせよ!】
【灰燼の雷】(ハイジンのイカズチ)
【準戦略級(アトミッククラス)の雷撃】
イカズチによる極太のさながら雷の搭が
その場に再現する!
丁度【ホーリーレイン】を降らせた後で、
魔術的なディレイ 息継ぎの休息の時間
連続で魔法が唱えられない瞬間に
直撃を喰らう!
ノアは両手を空に挙げ極大の
【魔力障壁を形成】
全力で防ぎにかかるが、
アリスによる狙撃が何発も放たれ
それを喰らうのも構わず血をたらしながらも
無限ともいえる時間20秒間【灰燼の雷】をレジスト耐えきることに成功する!
完全には防ぎきれず法衣すらも
焼け焦げた状態!
雷の搭の消失したその場の中空にいる
ノアを見て
「化け物か・・・・」
ボロボロの法衣の使者が暗い闇の使者
本物の死神に見える!
冷たい目をしたノアが中空でつぶやく
「手加減は・・・
要らないようですね・・・」
ここでノアが【初めて】魔術の詠唱に入る、
本気の魔術の詠唱など久しぶりだ!
詩の朗読のように淡々とつぶやく
『巫女の予言』、
『フンディング殺しとヘルギ 』、
『アトリの言葉』、
『バルドルの夢』「神々の運命」
風の冬、剣の冬、狼の冬と
【恐ろしい冬、大いなる冬】により
生あるものは死に絶え
太陽と月は闇に飲み込み、
星々が天から落ち。
大地と山が震え、
あらゆる命が巻き込まれ、
あらゆる命が消える。
ここに世界の終焉を告げる!
【Ragnarök、ラグナレク「神々の運命」】
神々の黄昏(ラグナロク)とも言われる!神々の最終戦争その名を抱いた究極魔術
全ての生き物を死に絶えさせる
極寒地獄 そして闇 星々によるメテオ
そして母なる大地の完全なる死
流石に神の子ノアをもってしても
全ては再現できず神々のほんの一部分の
力を引き出したに過ぎない!
ソラはテレポートで逃げようと思ったが
完全に自分並びにここら一体の魔力が
ノアに掌握されている!
これは・・・本気で死ぬ!
耐えきることができるのか??
ソラを中心に一キロの範囲内で
【タナトス】死の存在そのものが吹き荒れる
暗闇から目視できない状態で永遠と隕石
【メテオ】がこの一帯に降り注ぎ
大地や山地上の命そのものが死に絶える!
ソラは無駄と知りつつもほとんどない魔力で障壁を形成し諦めて目を閉じるが
目の前に割り込んだものの
【シールド】により防がれる!
「マスターを守るのが私たちオートドール
そのものの【総意】そして勤め!」
マスターアリスによって招集された
オートドール「エルザ」や魔道アーマー達
其の者が【アリスの指揮に従い】
其の身が壊れるのも構わず
過負荷になる【バリア】シールドを展開し
この地獄の中一秒でもソラを延命させようと
もがく、外周配置された魔道アーマーから
動力切れで沈黙し
次々と内部のエリザ達も動力切れで沈黙する
最後には永遠と超越種の【マスターアリス】がバリアを展開するが・・・
最後には機能停止に追い込まれる!
後は基本スぺックの身体能力で
かわすしかない!
直撃したら即死の様な攻撃をかわし
続けるが、
特大のメテオが【マスターアリス】
付近に落下する!
あれはギルドの皆と作り上げた
思い出の結晶!
『壊されてなるものか』モンクのスキル
【阿修羅】発動により
隕石そのものを砕きに飛びかかり
満身創痍になりながらも直撃コースの
隕石の破壊に成功する!
だが、後続の隕石がこの位置に落下してくる、もはやダメか・・・
アリスと運命を共にしようと決意した瞬間
【貴方様をこんなところで
失うわけにはいきませぬ!】
鬼が鍛えた薙刀の古刀【絶華】を構える
和服の女性が闇の中から現れる
落下するメテオを見据えて「ふん!」
その掛け声一つで
武器が触れてもいないのに隕石が
二つに両断される
物理攻撃では最強種の鬼人族の女王
先ほど別れたばかりのはずだが・・・・
ボ~然とソラが見ているのに気づき
顔を染めて恥ずかしがって
「そんなに見つめては嫌ですわ!」
視線が武器へと気付き!
「素手でははしたないと思って
薙刀を・・・」
なんというか・・ソラとしては女らしさなど特に求めていない!
幾度ともなく直撃コースの落下する
隕石を両断
二つに縦切りで両断するために特化された武器そして両断特化の
力技や神通力の【スキル】
正に神話で天と地を裂いた
【エアの剣】(円環の剣)のような絶断!
これを切り抜けてもノアと戦うのは
分が悪い!
交渉か降伏も考えるべきだ!
悪の権化と言うべきキャラでもないだが、
この前の怨念は恐ろしいものがある
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