恋するアルベルト・ノア1

ソラが消えてから即ギルド崩壊にはならず、


色々な噂ができる!

「まあ気分転換の旅行でしょう!」

「セリカさんに何も言わずに出かけるとか・・・信じられない」

「告白が振られた傷心ツアーとか?」


サブマスの【長橋の方】がギルドを

引き継ぐ!

「世界征服でもするんですか?」

メアリーが茶化すが、

「まだソラが死んだわけではないのでな」


今まで通りの資金やアイテム収集LVあげ、

あと、冒険者ギルドのクエスト支援

まあいつも通りの継続だな!

ソラが居ないんだ新たなルールを作るか!

一週間に休みを二つ作る

その代わりにギルドへの

上納経験値を10%に引き上げる!


期間はソラが帰還するまで、

【新たな指導者】となり、とりあえずは

問題なく運営することになる!






非番の日など 陽天は例の貴族に

懐かれ連れ回されている


まあ、子供は嫌いではない!

見ていて面白いのが

レディかご婦人のように私を扱われたり


「レディは道の内側を歩くものです!」

颯爽と前に出て扉のたんびに開いて

誘導したり


「貴族たるものご婦人を

エスコートするのは当然です!」

かとおもうと


逆にエスコートどころか肩に乗り

移動用の乗り物にされている


「たまにはお主の用事に付き合うぞ!」


そういわれて教会に向かう


「お主は信心深いのか?」


「貧しいものへの施し、

これは神以上の行為と思っている」

「給料の一部をわたしは寄付している!」


「神を信じず、【起きている善行を信じる】

のかこれは面白い心理だ!」

「世の中の的を得ているな!」


そしたらこのお貴族様は珍しいものを

見つける


「アルベルトお前が

ここにるのは『珍しい』な!」

【教会から離れているのでは

なかったのではないか?】


「ヘンリー丁度良かった、懺悔したいのだが教会の人には聞かれたくなくて・・・」


結果・・・


何故をせねばならん・・・


懺悔室の前で待機している

「神はお主の罪を許すでしょうエイメン!」


「ヘンリーまだ言ってないし

大事な所端折るな・・・」


「あ~神に誓い今ここで懺悔しなさい!」

(棒読み)


「私は私怨に駆られて気に入らない

存在をフルボッコにして」

「この土地から追い出しました、」


ヘンリーの突込みが入る!

「なんで?」


「大好きな方が

【知らない男の名前を・・・】」

「その大事な方を荷馬車のように使い

虐待しているとか・・・」


「そんな【非道な行い】

神が許すわけがない!」


神とはお前の都合で動くものなのか?

これは恋愛のもつれか・・・

逆恨みに見えてしょうがない・・・

男の嫉妬はみっともない・・・


「神はお前の【逆恨み】を永遠と許さない

でしょうエイメン!」


懺悔ごっこはこれでいいか?


立ち去ろうとすると服をつかまれている


「頼みがあるのだが・・・

お金チョウダイ!」

「入用なんです金貨1万ほど・・・」


「貸してならわかるが("゚д゚)クレとは

どういうことだ!」


「信者のお布施を流用して

横流しでもしていろこの【背教者!】」


この国の国教は終わったな・・・


ヘンリーは真面目にそう思った・・・


その夜、アルベルト・ノアは

部屋に積まれた!


プラチナのコインを眺めながら、


これに手を付けるわけにはいかないよなー


信者による【信仰の結晶】ともいえる

寄付で集まったお金


これは政治的駆け引きに使うものであって

自分が好きに使ってよいものではない!

公私の区別はつけている!


真面目に市政の中で働いた

お金も使い果たしたし・・・

ブタの貯金箱を見てため息をつく!


そこでメアリー達のことを思い出して


【そうだ!冒険者をしよう!】

あれで自力でお金を稼げばよい!


でも、教会の者に見つかると

めんどくさそうだ・・・

ギルド登録はなしで行くしかないな!


メアリーさんやマチルダ、エリーさんたちなら

色々と情報だけなら教えてもらえそうだ

お金になるアイテムや素材を聞き出そう!



◆ ◆ ◆




数日後、冒険者ギルドで立て続けに

【事件】が起きている・・・

「またか・・・討伐対象が勝手に

倒されてて報告が上がっていない!」


クエストを受けて出発するものは

【空振り】ばかり・・・

冒険者にしてはマナーがなっていない!


討伐証明の部位などとらず、

一番値打ちのある部位だけえぐられている!

【解体技能すらないドシロート】


だが、倒されている魔物が

シャレにならないものもいる


「アンナ―またやって!

謝るなら今の内だよ!」

必死に首をぶんぶん振っている!


「私肉しかとらないし~」

そういえばアンナさんの場合

討伐証明や高額な素材など取らないで

肉だけ取って良く帰って来る!


「陽天!」

何故私が容疑者になる・・・

「こんな恐竜サイズの牛の一角獣

一人で倒せるか!」

6人PTが4組24名で倒す

レイド戦クラスの化け物


価値の高い角の部分だけえぐられている

ギルドにその【素材】が流れてこないのも

おかしい・・・


「こんなことができるのはあいつ!

ソラしかいない!」

「これで決まりだな!」

結論は出たとばかりに皆は散っていく

本当にそうなんだろうか


【空の記憶】のギルドメンバーは

釈然としないものを感じていた・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る