大規模な【メインクエスト】救出作戦5
すべてをあきらめかけたところで・・・
天井から声がかかる!
「いや、まあなんだここまでは
予想しえなかった!」
【私の不始末だ!すまぬ!】
謝りたくはないのだが苦々しく答える!
霊体状態の【長橋の方】が現れる
まったくらしくいないセリフ
【この場のリーダー】と察したのであろう
面識のある
メアリーにかりそめの謝罪をする
ことの転末をソラにばれて怒ったソラに
【肉体を奪われ封印】され霊体状態
【地獄の亡者どもよ仮初の生で我に従え!】
続々と死んだはずのゴブリン コボルト
オーク オーガまでが【アンデッド】
として『蘇る』
ちゃんと生きている人間を避けて
【同士討ち】
元仲間たちとの戦闘が開始される
【わがしもべ下級遊女ども】
そう叫ぶと【切見世女郎】と言われる
最下級の遊女の霊体が現れる
上級三種は花魁 最下級がこれである!
このものたちを癒しつくせ!
下級のヒール癒しか持っていない存在
戦力外なのだが数だけはたくさん出せる!
「ありんす!ありんす!」言いながら
200に近い数がダンジョン中に散っていき
生き残っている人間たちの癒しに回る!
注訳:ありんす
夢の国 遊郭で田舎から送られてきた
遊女がなまりがあると
色々と夢をぶち壊すのでしゃべり方を
矯正する目的でありんす言葉が
生まれている!
(某作品 別にシャルティアを田舎者と
言っているわけではない・・・・)
此処にきて撤退に入ったはずのクリスが
他の物を引き連れ現れる!
場違いな宿屋のおかみさんというか
おねえさん!
「お肉♪お肉♪」鼻歌を歌いながら
コボルトとオークが【範囲攻撃】
包丁による見えない衝撃波や風により
解体されていく
倒し終わると周りが見えていないのか・・・
「毛皮♪お肉♪毛皮♪」解体作業をしている
(こいつ大丈夫なのか?)
場違いな存在、現状を理解しているのか
いないのか?
其処に美しい妙齢の女性
セリカさんが現れる!
「此処にいるものを救出に来た!
細かい話は後だ!」
仲間がいるなら道を案内しろ!
ここで部隊の全滅を知らせてきた
先ほどの伝令が役に立つ
セリカが宿屋のおねいさんのアンナさんの
襟首をつかみ引きずりながら
道案内に従ってメアリーやクリスと
ともに奥へ奥へと侵入する
「ああっ!大事なお肉が・・・・」
「300人前はあるのに・・・」
「本職の道具屋も来ているだろ
後は任せておけ」
楽しみを取られて「ぐすん!」
凹んでいるようだ!
先に此処を支配している
オーガロードを倒すべきです!
建設的な意見がクリスからセリカさんに
伝えられその行動に移る!
「オーガロードとクイーンが居ます!」
「多分クイーンが【新の支配者】気を付けてください!」
「ドルイド級の魔術を扱います!」
「ほう!そいつは凄いな中級の魔術師に
匹敵とは」
セリカさんは感心している!
派手な高台の玉座にオーガロードが
座り待ち構えている
こちらを確認してからゆったりした
動作で立ち上がり
巨大な槍【ハルバード】を手に取り
何かわめいている!
そして左右の部屋から一斉にモンスターどもが雪崩れ込んでくる
「入口まで下がれ!」
アンナ一人で十分対処できる!
ああ見えて料理人の最上位職
【五つ星シェフ宮廷料理人】
懐から食事用のナイフを両手に4本づつ
出して、
さしずめOンOルセン神父のような
【投擲】に入る!狭い左右の通路
よけるすべはない!
包丁投げLV10(+2000%ダメージ)が
食器類にも適応され
信じられない【パワーと技】によって
投擲されさしずめバリスタで放たれた
レーザーのような
〖光の線〗に見える
貫通力がある飛刀のように扱われ全てを
貫通して壁まで突き刺さる
敵の動きが止まったところでオーガロードに
「どのような料理が希望ですか?」
「均等に火が通るように正確に刻んで
あげましょうか?」
よくわからない言葉を投げかけられ、
オーガは馬鹿にされていると感じ
手に持っているハルバードをアンナめがけて
串刺しになれとばかりに投げつける!
アンナさんは慌てることなく
避けたり弾くのではなく!
迎撃に包丁を取り出し本気の攻撃を仕掛ける
そしてハルバードの
『尖った先端に狂いもなく当て』て
先端を砕くにとどまらず、
そのままの加速でオーガロードの頭を貫く
あっけなくも突き抜け後頭部が破裂して
【オーガロードは息絶える】
予想しえなかった不意打ちでいとも
簡単に仕留めてしまい
「あら~あら~」
終わってしまったの?という表情
そこに陽天を仕留めた時と同じ戦術で
オーガクイーンが特大の雷撃を
〖不意打ち〗として放つ!
上から観察していた
長橋の方は「あのバカ!」
直線状に入って雷撃の身代わりに
なろうと考える!
霊体でもダメージは免れないだろう
今は不完全な状態
でも、アンナを殺すことがあろうならソラに
【存在消滅 ロスト】
〖完全なる死〗にされてもおかしくはない!
仮にここで死んでもあやつのことだ義に熱いので蘇生もしてくれるかもしれん!
随分と甘ちゃんな考えをするように
なったものだ!
【特大の雷撃】に備えて身構えたところで、
ソラにとって一番大事な存在
『セリカさん』が
更に【間に割り込む!】
「バカ!やめろ!」この方に
もしものことがあった場合
逆上したソラのことを考えると
何よりも恐ろしい!
「以外にあなたは優しいのですね!」
セリカがそうつぶやいた瞬間
特大の雷撃が3人を貫く!
無駄死にじゃないか!そう思っていたら
遠距離から接続された(念話が頭に届く)
「いてえ!」
「こちらはろくな装備をしていないのに・・・・」
【献身や身代わり】というスキル
「まったく!範囲外で遠距離でこれを
するのは難しいんだぞ!」
「俺でさえ成功率30%なのに!」
超ロングレンジからのスキル発動
現場をオートドールに観測させて
その座標に拠点のギルドの城から
的確な支援を飛ばす!
遥か【ロングレンジからのヒール!】
そして・・・
「雷撃を使うならこれぐらいのものを
使うのだな!」
【すべてのものを浄化し無に帰し
灰とせよ!】
【灰燼の雷】(ハイジンのイカズチ)
超遠距離からの
【準戦略級(アトミッククラス)の雷撃】が
塔の屋上から最下層まで突き抜ける
オークキング、クイーンの居た部屋の
半分が雷撃の光の渦に飲み込まれ
遥か下層まで穴が開いている!
「とにかく間に合ってよかった!」
「もしもの不測の事態に備えていたが・・・」
「危ない危ない・・・」
「長橋!」
「よくやった!お前を少し見直した!」
「いつもきつい言葉『悪かったな!』」
信じられない【謝罪】が入り長橋の方も
驚くが・・・・
「で、追加任務 残らず死んだ者の
魂を集めよ!」
「49日たって天界や地獄に
行かれると厄介だ!」
「取り戻すのに天使や悪魔と
戦わねばならなくなる!」
「残らずかき集めよ!
それで今回のことは水に流す!」
「期待しているぞ美しく、
性格の良い長橋の方」
長橋の方からすれば嫌みの言葉に
聞こえてならないが!
私の眷属を総動員して
魂を集めることにする!
「あやつは『完全に分離した魂』を
【蘇生】できるのか?」
普通の蘇生とは訳が違う!
本来なら手遅れの部類だ!
「ありえん!できてもかなりの
代償が必要なはず・・・」
そして今回の騒ぎは収束する!
あとがき
エピロードから本番なので
次の話も読んでもらえると幸いです!
ここまで読んでくれた読者全てに感謝!
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