大規模な【メインクエスト】救出作戦3

バカでかい的なので一斉に矢で

ハリネズミにされるが全く効いていない

刺さったものを払って落としていく

毒矢、麻痺矢を打ちこんでもほとんど効果が表れない!


「おいでなすった!まずは一匹」


【陽天さん】が顔をギラギラさせて得物の

馬鹿でかい堅い柱をつかみ

バリケードから出ていく

更に取り巻きの仲間までも


「敵の後ろから弓や魔法を撃つものは任せた!」

「それだけでいい!援護を期待している」


戦場の中央に陽天が現れたとき、

陽天により近場のオークが

アイアンクローで頭を握りつぶされ

持ち上げられ敵の後背に投げ飛ばされる!


敵に『なんだあれは・・・』(;゚Д゚)

「モンスター!!」敵は驚き脅えるものと!

「美しい!!」上位種族オーガからは

素晴らしい存在に見えるものもいる!


敵は弓隊が少ない!

見える範囲で狙えるものを

メアリー達が射殺すが、数発、

敵から陽さんに吸い込まれるよう

に打ちこまれるが

力を入れた筋肉で叩き落とされる!


そこで敵が一時的に下がり始め、

一匹のオーガ(鬼)が前に出てくる!

オーガの言葉は解らんが

【一騎打ちをせよ!】との事らしい!


オーガは馬鹿でかい鉈を装備している

【鉈 なた】分厚い長方形の包丁の様なもの



陽さんの柱は槍でも使うように

振り回され突かれ

敵は鉈で必死に弾いている!

「うちの『弟より弱い!』

お前では相手にならん!」


オーガの顔面に太い柱が突かれ顔がつぶれ

動きが鈍ったところで頭を

フルスイングで打たれる

巨体のため少し吹き飛ぶ程度

だいぶ頑丈でこんなことでは死ぬ気配がない


オーガの使っていた武器が投げ出され

「ほう!これはいいものだな!」

「陽さんに回収される!」


素手の相手にこれを使えば優位に

戦えて誰しも勝てる!


と思ったところで・・・

仲間のほうに鉈を投げ

槍やバットの代わりに使っていた柱を

投げ捨てる!


「おいおい!まだこれで終わり

じゃないんだろ?」

「少しは楽しませてくれよ!」


子分からポーション瓶を渡され

清涼院流水でも飲むかのように飲み乾し

「もう一つよこせ!」

あろうことか敵のオーガの顔面にぶち当ててポーションをかけてやる


「うちの部族は誇り高いんだ!」

「速いところ死合おうぜ!」

其処からは怪獣同士の野蛮な肉弾戦

拳圧一つが骨を砕く戦い


カウンターのパンチが脳天に当たり

最終的には気力の切れたオーガが膝を付き、

蹴り飛ばされ仰向けになったところで

大事なペニスの部分を踏み抜かれ潰される

なんとか起き上がり逃げ出そうとしたところで

今度は背後から蹴られうつ伏せに

なったところで

腕をあらぬ方向に捻じ曲げられ

へし折られる!


折った腕をねじ切ったあたりで、

敵のほうから

極太の槍が【投擲】され!


【死にかけのオーガの頭に突き刺さる!】

「恥をかけさせおってこの【愚息】が!!」


マリーは思う

「バカな・・・何だあの【大きな個体】は」

「進化したのか?あれが子供だとすると

オーガは3体では利かない!」


もっと居るとみるべきだ!


幸いあの【オーガ―のキング?ロード】は

追撃に出ず引っ込んだが・・・

陽さんも無事帰還を果たしたが

流石に疲れているようだ!


「敵に絶望を与えるつもりが・・・

「まだあんなものがいたのか・・・」

「あれは兄貴いや親父より強そうだ!」

「まあうちの最強の母ちゃんには

遠く及ばない」



その後は大型の固定弓「バリスタ」

で2射3射めを放ち

一匹のオーガを仕留めることに成功するが!


【強度不足の為にバリスタが壊れる!】


「いやーコケやキノコから抽出した

接着剤が甘かったか・・・」

「金具不足かも・・・」

クリスは絶望どころかいいデータ状況を

確認して

今後の改良のために考えている

次があればだが・・・


其れからは幾度となくバリケードに

取りつかれ

抜けてくるものを必死に倒し、

バリケードの一角が崩れるが、

そこに弓の攻撃を集中して抜けたものに側面から襲い掛かる

伏兵を配置して何とかしのぐ、


【其処に待ちに待った報告】


例の偵察、密偵が仲間の捉えられている

場所を見つけ

敵が少なかったお蔭で其処に居るものを

すべて倒し

【仲間の救出に成功!】


自分から動き戦力に復帰できそうなのも

幾人かいる!

既に合流目指してこちらに進んでいるようだ!

マリーからすれば目標を達しつつある!

【ここを討伐して地上を目指すという

プランもあるが】

取りあえずは仲間の救出


多分もうそろそろ此処が持たなく

なるだろう・・・

仲間の合流までは時間を稼がないと

いけない!


ここにきてわずかな希望に【絶望感が漂う】

陽天の姉御が必死に抜けてくるものを

食い止めていたが

上位種族オーガが2匹抜けてくる


敵はデカブツの人間(陽天)を一人が抑え

二人がかまわずこちらに抜けて攻撃に来る!


弓や槍、剣では中々ダメージが通らない相手

だが、メアリーは片方のオーガの目を

両方とも矢で潰し放置するが


もう片方を止めることは叶わない!

大勢の仲間が時間稼ぎのためだけに

薙ぎ払われる!


「クソ!あと少し粘れば・・・・」

「また仲間を見捨てるのか・・」


敵の総数はまだまだいる、

半壊した後は【飲み込まれて壊滅】

するだろう

だが、救出には半ば成功している!


一匹のオーガの侵入でいとも簡単に

陣が薙ぎ払われていく

更に敵の増援がとどめとばかりにこちらに

向かいつつある

半壊状態 侵入したオーガが逃げ遅れた

【錬金術師クリス】を

つかみ上げ引き裂かれる!と思ったところで


最後の些細な抵抗、

【薬品類を顔に投げつけた瞬間】


「ボン!」乾いた音を立てて液体が爆発

綺麗にオーガの頭の分だけ吹き飛び

【首なし死体】ができる


だが、クリスは投げ出された時に足を

くじいてまともに歩けない模様

「せっかく強度の高い瓶に試作の

ニトロ爆薬作ったのに・・・」

【残酷な判断!】撤退戦に入るようなら

残酷だが

この子も足手まとい見捨てることに

なるだろう


目の潰されたオーガを仕留めることに

成功したようだが

まだあとから2匹のオーガが現れだしている


今の指揮官 リーダーを務める

マリーがそろそろ潮時か

【撤退に移れる準備】を・・・


その時、オーガの後背から

【頼もしく馴れ馴れしい声がかかる!】


『マリーあんたは指揮官に向かないよ!』

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