大規模な【メインクエスト】救出作戦 2

救出のための潜入作戦では、村に同じ手口で現れた医者の情報をつかんでから

スーパー村人のアンナさんや

ギルドのマスター セリカ

女装したソラが潜り込んでいる


アンナさんが一次審査で落とされ

「失礼しちゃうわ」

セリカさんは二次審査で落とされる

「年齢なのか・・・」

ソラがあまりにかわいくコーディネート

されていたせいで

3次審査に進む暴挙

「どうにでもしてくれ・・・」


1次2次審査で漏れてしまったものは

各自、身支度をしてから

明日この場所に集まるように

くしくも

【ソラだけが孤立する羽目に・・・】


この日の夜にギルドで

【救出作戦・メインクエスト】がセリカによって発動される!



そんなことを知りようもなく・・・

ダンジョンと化した塔では、

B4Fでの戦いが開始されている!

本来は20F階立てで16階なのだが

まだ知る由もない!



まず最初に索敵の隠密

シーフやスパイの間者のようなものが

B4Fを確認さしあたり

入口に敵が居ないことを確認して

次の通路で見張りに入る、

何かあったら合図を出す予定だ、

敵の一匹ぐらいなら殺してこちらに

引きずり込み死体を隠す!


十分時間を稼ぐ間に各自持ってきた資材で

バリケードをつくる


陽さんなんか軽々と巨大な長テーブルを

一人で運んできている

来る途中の敵を広いところでは

それで払ってなぎ倒していたりする


元々の実戦経験のあるものは16名

私のような民兵が44名

だが、何度も潜っているものは

下級兵並の実力はあるとのこと・・


錬金術師のクリスさんは作りだめた

ものや設計したものなど

ほかの人間に運ばせていたりする


マリーは言う

「前衛の部隊は惜しみなく回復剤を使え」

戦線が崩壊するまでは交代で戦う

バリケードの裏は安全地帯

休憩回復 治療に当たる


出来る限り安全マージンを取り戦う予定


今回は精鋭の前衛のほかに

最強の一手とされる支援攻撃の

メアリー&指揮する弓部隊が居る


わたしなんか【リトル・フッド】

とか【弓姫】とか恥ずかしい名前で

呼ばれ部隊も【アルテミス隊】

1番隊~3番隊 8X3 24名

練度もバラバラ 達人級もいれば

やっと当てれる存在もいる


私は練度の低いほうに付きっきりで

指示を出している

達人級のものは何も言わなくても

勝手にこなしてくれる!


バリケードの敷設が終わってから、

群れからはぐれたものを索敵が細々

10匹ぐらい倒したあたりで敵が気づき、

団体での組織立った攻撃が始まる!


マリーは言う「陽お前は休んでな!」

前衛部隊は皆、武器を槍に持ち替えている

「バリケードを抜けてくるものだけを

倒せばいい!」

始めはそんなに忙しくないはず!



メアリーは指示を出す!階段の段差を利用して部隊配置をしつつ

「地面につけた血のりあのラインに来るまでは攻撃はするな!」


「弓隊構え!」


怒号をあげながら敵の前衛部隊 使い捨てのゴブリンどもが30匹

小型のナイフを装備してわらわら攻めてくる

あれは雑魚だ簡単に弓で貫通できる


これは【士気を上げるために演出】が必要だ!

私が射たら放って良い!

号令をわたしの副官になった

錬金術師のクリスに任す!


比較的立派な装備をして

大きな個体の声を張り上げて

叱咤するゴブリンを見つけ

あれが指揮官【ゴブリンリーダー】か

警戒心の強い鹿を狩るよりは

かなり楽そうだ!


お爺様が【鷹の目】といっていた

スナイパースキル

拡大のスナイプモードにして

曲芸じみた技を披露する

弓に矢を3つ番えて撃ち放つ、

本来なら拡散して撃つ

【扇撃】になるのだが

拡散を限りなく削り〖集中〗

力を込めた【重撃】


外すと士気にかかわるな!と思いつつ


【大丈夫外すような距離ではない!】


私の一撃が〖開戦の狼煙〗になった!

私の放った矢はゴブリンリーダーの

【両目と脳天に突き刺さり】

醜い断末魔を上げた瞬間に!仲間からは歓声の声が上がる!


正直あそこまでは狙ってなかったのだが・・・

偶然はコワイ当たると思ってはいたが・・・

脳天はともかく両目はやりすぎだオーバーkillにも程がある!


「バカっ!鳥の目を射抜くんだ

『あれぐらい当然だろ』とか」

「流石弓姫とか勝利の女神」とか

嫌な言葉が聞こえる・・

まだ戦いが始まったばかりだろ・・・


内心冷や汗をかきつつ当然だ!

という顔を作ってさえいる!


十分惹きつけた必殺の間合いでクリスの

【放て!】の号令で一斉に斉射される!


指揮官の号令が止まり振り向いたゴブリンや

忠実にこちらに突撃して来るゴブリン

それに容赦なく突き刺さる!

致命傷にならなかった半死の物には練度の低い部隊で止めを刺させる!


ゴブリンは使い捨ての小間使い

奴隷だからな!

あれを倒してもまだまだ安心できない!

ゴブリンの2陣3陣とも危なげなく

弓だけで撃退


【仲間の士気が高い!】

あのメアリーは良くやっている!

指揮官や脅威度の高いものを

仕留めつつ子守りとは・・・

実戦で使えるものに育て

【覚醒】させるつもりか?


こんな余裕のある戦いは久しぶりだ!

本来なら罵倒し激を飛ばし殴りつけ

敵前逃亡するものは見せしめに

指揮官が殺さねばならない!


敵のようにな・・・


崩れて逃げ出そうとするものを

敵は上位種族が

何匹も下位種族を叩きつぶしている

その叩き潰す【リーダーや軍監】を

メアリーが潰して更に混乱させる


【理想的な戦いだ!】


敵は此方の弾切れを狙っているのか?

だが例の店のお蔭で弾数は

十二分以上にある!


マリーは言う

「ゴブリンを使い捨てにしてこちらの様子を見ているんだろ」

「こちらが疲労してから戦うつもりだ!」

一時的な小康状態

ゴブリンの短刀は使える!

リーダーの短刀は装飾されていて

それなりの業物


陽さんも「暇だから私も戦う!」

回収した短刀が集められ石でも投げる感覚で投擲するようだ!



日陰肌 学者や文系が似合いそうな

ものたちがクリスに報告する

「【例のものは組立設置が完了】

しました。」


馬鹿でかい固定弓 重くて

持てるものではない!

台座の上に固定した

【バリスタが完成している】


弾に当たるものは槍なのかこれは

ごつい代物を・・・


「理論上は完璧なのだが問題が・・・

硬すぎて弓が引けない・・」

「引いた後の引き金も相当固いだろう・・・」


弓を引いてひっかけて引き金で外すだけの

構造だが・・・

とんだ欠陥兵器だ!


暇をしていた陽天の姉御が動き出す・・

「むうう・・これは引いてひっかけるのに

私でも時間がかかるな」

引き金も陽天さん以外では引けそうにない!


ここからは敵が本腰を入れてくる!

敵にコボルトやオークが出始め

コボルトは弓を装備している存在もいる

オークは怪力任せの武器 斧やハンマーなど装備している


「来たな!此処からが本番だ!」


コボルトで弓を装備しているものは放ってくる

敵の斉射で味方にも被害が出始める


軽傷や重傷者、戦線に復帰できるものから癒され

重傷者は後背に下げられる!


障害物を使っての回避が余儀なくされ、弓を持っているコボルトに

脅威度の優先度がつけられ弓が放たれる!


だが敵は回避能力があるせいか何割かは外れる!

行動速度が速いのでいち早くコボルトたちがバリケードに接触しだす、


「流石いぬっころ、だが、防御力は低い!」


バリケードを抜けようとしたものから

待ち構える槍に槍衾にされていく!

あとはオークも居るのだが動きは

速くないのだが・・

多少の攻撃を喰らったところで

致命傷にならず進んでくる


頭に矢が刺さっても貫通しないものが

出始める!

敵を倒しきれず、

【飽和状態】になりかけたところで、


「目標センター通路曲がり角まで狙え!」

【バリスタ放て!】

「了解!」


握りこぶし大の太さの槍がレーザーのような速度で放たれる

敵に狙いをつけるのではなくこの部屋のセンターを横切るだけではなく

突き抜け一直線の通路までとびぬける

直線状にいたものは20匹近くが貫かれ通路の角の壁に突き刺さる!

敵は一瞬驚いたが、構うことなく攻めてくる


「メアリーこれを使いな!」

「コボルトには毒矢」「オークには麻痺矢がいいと思って」

練度の高い部隊に優先して配布される!


放とうとしたところで

【突然仲間が火に包まれる!】


「敵に魔術師 シャーマンでもいるのか!」

二人が重傷いや【死ぬ】かもしれない・・・


敵討ちとばかりにメアリーは装備の

違うオークメイジを見つけ

即座に弓を数発撃ちこまれ 

「ブヒー」と断末魔をあげて息絶える!

中々こちらを落とせないことに


業を煮やして【上位種族】

オーガがで出てくる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る