2話 大規模な【メインクエスト】救出作戦 1

その頃地上では騒ぎが起き始めている!

女中や側室になる試験や仕事

高給の住み込みの仕事と

聞いていたのだが手紙も何もなく

休暇があるはずが帰宅も何もなく

【音信不通】娘達の捜索願が出され始める

片思いの女性やら彼女が消えて

帰らなくなったら

男どもは大騒ぎするだろう!


【消えたのは年頃の女性たち】ばかり



冒険者ギルドに捜索願の依頼が

大量に張り付けられることになる

ギルドのマスター 【妖星のセリカ】


「この一連の事件は同一の事件

とみるべきだ!」

「多額の支度金、無料での身体検査、治療」


「善意を見せつけた後での手の

込んだ人攫い!」

「ここまで大量の誘拐は前例がない!」


「【邪神や魔王復活への乙女の生贄】

の可能性すらあり得る」


これは【大規模なメインクエスト】

として取り掛かることにする

参加人数PTに上限なし、

手掛かり一つにもそれに応じた報酬

このクエストの解決者には

Aランクの冒険者の称号と

多額の報奨金を用意する


ギルドによる冒険者すべてへの緊急招集

もちろん、ソラやアンナさん

【長橋の方】までいる!


大勢いる 独り身の男の冒険者たちは

「うら若き女性をさらうとは許しがたい!」

「うちらだって彼女が欲しいのに・・・」

「救出して彼女を作るとか!」【士気旺盛】


こんなことをする邪悪な悪魔や

人間は八つ裂きにすべし

殺せ!拷問して組織をあぶりだせ!

彼女の居ない者達はその不満のはけ口を

この事件にあてつける



>長橋の方

これは偉いことになった・・・

身代わりの首謀者作って責任全て

押し付けてしらを切るか・・・

ちゃんとお金を払い仕事を与えているだろ!

逆恨みにもほどがある!

長橋の方からすれば雇って

監禁ぐらいいいだろ!

そのような身勝手な考え


現に【側室に召し上げられた者達は】

裕福なぜいたくな暮らしをしつつ

物凄く美しい和室の個人の間まで

与えられている!


自分の部屋持ちとなると

【王侯貴族並みの待遇】

選ばれたもは

【何不自由のない優雅な暮らし】をしている


世の中に公平など存在しない!

発展すれば必ず格差が生まれる

発展を続ける以上このシステムは

どんな国でも覆せない!


使うものと使われるものができる以上

差別や格差はどうしても起きる

どんな国でもこれを解決することは


所詮弱者の逆恨み!

長橋の方からすればこれが自然な考え


この差別や格差の解消方法は一つだけある

【そろそろ潮時かすべてを壊すしかない!】

貧富の格差が消滅した国はある


ドイツや日本、ロシア

国が戦争で焼け野原になり敗戦崩壊

などした場合すべてが瓦解

人や産業工場が壊滅すればそういう

【富の格差は消滅する!】

ひどい言い方をすると富の格差の是正は

それ以外の方法がない!


この構造を壊し闇に葬るには

私も救出に参加して救出ののちに

あの塔を崩壊させる!それしかない!


側室の募集は辞めだ!

だが大きな組織はその指示が

末端にいきわたるまで時間がかかる!

オートドールはまだしも雇った人間などは・・・

口封じに雇った医者はみな殺す必要がある!


そこにギルマスのセリカの声が響く

「既に囮の潜入作戦は開始している!

場所が分かり次第

内と外からの呼応攻撃で内部を

完全に沈黙させ救出する!

皆、出撃の準備をしておけ以上だ!」


>長橋の方

うげっ動きが速すぎる、このままでは

後手後手になり準備もできぬまま

不測の事態すら起きかねん



ソラがギルマスのところに呼ばれて

「もしも潜伏場所や隠れ家、要塞など」

「強力な結界があった場合

解除もしくは破壊を頼みたい!」


ソラからすればどうでもよい事柄

疑問を口に出す

「何で【旦那がギルマスをしない】のだ?

指揮をとればいいのに?」


し〜ん周りが静まり返り音が消滅する


聞いてはいけない【禁句】

騒がしかったギルドが静まり返る


「ああそうか、旦那はこの街を救うため

【魔物の侵攻を食い止める作戦】で命を落としている」


ソラは猛反省しつつ「お悔やみ申します!」殊勝なことを言うが・・

貞淑な未亡人 しかも若くて美しい 

漫画の中の世界「めぞん一刻 音無響子?」

レアだレアすぎる!モンスターのようなBBAではなくこんな美しい

未亡人とはエロゲーで喪服で誘惑するおねいさんとか連想している


【神は実在した!世界中を呪うことは今日を期に止める】ことにする

セリカさんの為だけに今後尽くす所存!


【今回の事件】など活躍して恩を売りつつ

『急接近して良い間柄になるチャンス』


ギルドを出た足でいつもなら

神に唾を吐くソラが教会を訪れ

敬虔に祈りをささげ、お布施のお金に

【金貨1000万枚を寄付】する


シスターは驚いてパタパタ

かけていき神父が現れる!


「敬虔な神の使途となり祈りを捧げれば神は必ず答えるであろう エイメン!」

祈りを捧げていたら信じられない

ことが起きる!


そのいた場所、〖空間が真っ白になる!〗

「教会とはぬしの願い事や欲望を

かなえるところではないのだぞ!」

誰だ?キョロキョロしていたら、

「そうか神の姿は見えんのだな!」


この前助けてこの世界に拉致監禁した

猫が現れる!

ちゃんとした物体で触ることもできる

持ち上げてあそこを見たら

ちんOんがある!コイツオスだ!

神様に性別があるのか・・・

Oんちんをいたずらや仕返しに

つついていたら神から非難の声が上がる、


「やめろーなんということを・・・」

「こんなの思い人の女神に見られたら

もうお婿にいけない・・・」


ソラは「で、なんの用だ!」


それは神様が聞きたい事柄

まさか真面目にお祈りに来て

〖多額のお布施〗

神々の世界では

【信仰やお布施がポイント】になる!


だから信者にはそれに応じて

多少の【加護や便宜】をはからっている

よほどの信仰やお布施がない限り滅多に神の奇跡は行使しないのだが・・・


「お前が珍しくお祈りに来て

多額のお布施をしたのでな」

「私の評価につながる!」

「気になって会ってやっただけだ!」


お互い『とくに用がない!』

ということでこの本来なら

すごい出来事もいとも簡単に流される


「信仰やお布施をだせばあって

やらんこともない!」

「道に迷ったら訪れるがよい!」

短い再開がここで終わる!


ソラは思う

「神様といっても人間臭いんだな・・」

「ポイント 仕事のノルマか何かなのか?」

「神格の階級でもあるのだろうか?」


ひょっとしたら使える存在に

化けるかもしれん!

うちの【信仰心のない】

ギルメンを信者にしてみるか・・・

神を信じない者はいくらでもいる

逆にそれを取り込むという罰当たりな考え


神を信じない者こそ簡単に良いことが

あれば神を信じ悪いことが起きれば

すべて神が悪いと侮蔑する!

この人口は計り知れない、よいことが起きる限りポイントとやらが増えるだろう


「そういえばあやつの名前(神)

聞かなかったな・・・」

何に祈ればいいのやら・・・


出来の悪い管理職を見つめる

バイトの気分だ・・・

そうだな神がちゃんと

仕事をしないのが悪いのか!

其れとも神そのものが力がないのか、


よくよく考えたらMMOの世界も

ユーザーが(神)

ゲーム運営を支えてやっているんだ!


これは面白いぞ!神を養ってやる!

ギルドへの経験値上納や資金の調達

ではなく神のLV上げといこうか!

階級か神格を押し上げてやる、

まともにやったら得られない見返りでも

要求するとしよう!


廃人に欲しいものは【LV上限の突破】

【楽しめるクエストイベントだ!】

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