2話 凱旋1



ソラは悪戯を思いついたようで、

ギグお前は遅れてから来い!


【アイテムBOX】特別に貸してやる後で皆の前で戦利品出してやれ・・・


壊れ性能の魔法の収集袋 同じ名前のアイテムなら999個まで一つの枠で収まる

其れが100種類は入る 問題なのが色々な種類のものを一つずつとかだと

すぐに埋まってしまう

故に道具袋を持ち歩き数が少なく種類のあるものは道具袋入れ

アイテムBOXに入れて空きを作る



俺も子供じみているな悪戯など・・・

まあ、まだ高校3年 子供と言えば子供か!


ギルドハウスに疲れ切った死んだような目で足をもつれさせながら

入りわざと派手に転んで飲食中の料理までぶつかってぶちまける!


「おい!てめえ!何してくれるんだ!」

「べんしょ・・・・う?」


其の場で泣き崩れるソラ

「こんなはずではなかった・・・」

「ギグあいつは嫌嫌ついてきた割に、いい奴だった・・・」


周りはPTが壊滅してギグが死んでクエスト失敗したものかと!


「ほら見ろ!予想道理だ!バーカ」

けらけら笑うものもいれば!


ギグの友人たちであろう!

「てめえ!それで許されると思っているのか?」

怒って殴りかかってくるのを甘んじて受けてさえいる!


此処で初めての女主人のギルマス登場

ソラからしたらストライクゾーンの20代後半から30代の美しいおねいさま!

思わず口が呆けて言葉が出ない・・・その時追い打ちに・・・

「まま~」昨日の可愛い天使の化身がこのおねいさんいしがみつく!


【終わった!まだ始まってないけど・・・】

本気で夢と希望が一瞬で打ち砕かれて泣きたい気分だ!


「あんたはできるやつだと思ったんだけどね!」

「仲間のギグがやられたんだ!それなりの【詫び入れ】はしてもらうよ!」


俺が無言でいると通夜のようにギグお前はいい奴だったとか嗚咽の声が

いくつか上がり出す!


「あいつはバカで力任せで地雷踏みの仕事では最高だったとか!」

「あんな気のいいバカ中々いない・・・」


皆相違でバカバカ言ってるんですが・・・哀れ過ぎる

奴が入口に来ていたようでワナワナ震えている!


その前に女主人に「【詫び入れ】とは?」

「此処でギグの【代わりに下働き】してもらう!」

ほーこれは後で面白そうだ!

もう少し遊ぼうとしていたところで入り口のギグに誰か気付いたらしい!


「うわっお化けだ!」

「なんまんだむ」

ギグはLVアップて強化された力で片手で頭から押さえつけ

ギルド内部に物でも投げ込むかのように放り込む


「てめえら俺のいないところで勝手なことを・・・」

顔役のギグが此処にいる冒険者全部と乱闘を始める!

周りは驚いたり口をパクつかせている!


ソラは乱闘を横に見ておかずの魚にして吹き飛ぶ料理を食べながら

「おじょうちゃん!なんか下働きしろとか言ってたよねー」

「この落とし前は・・・」


正直なものでミセスには容赦がない!

小ばかにしたような言いようだ!

恐ろしいとか怖いとか悪女とか呼ばれたことはあるが


こんなガキに【お嬢ちゃん】とバカにされるとは・・・


「俺も下働き募集してるんだ!」

「とりあえず今回はあんたのギルドで

【私専属のお嬢様】になってくれたら水に流そう!」


お嬢ちゃんとかお嬢様とかからかって遊んでいるのか?

「そのギルド嬢のミニのタイトスカートのスーツとかがいいなー」

「喧嘩を売るのも大概にしろ!ぶちのめすぞ!ガキが!」


ギルマスはプリーストでありながらモンク

修道僧のクラスではマスタークラス

【マスターヨーガ】最強の拳闘士の一角になる

【マスターモンク】の最上位職


「私を怒らせたこと後悔するんだな!」

初段を攻撃した瞬間 こいつは何の力も入れない動作で

腕をガードで受け流されたと思ったら・・・・


逆に腕を捕まれ軽く力の入ってない動作でひねりあげられる!

「ものすごい激痛とともに動作を封じられる」


「力点の応用と人間の骨格 動作半径上これは抜けられないよ!」

「腕を斬り飛ばすか自分が回るしかない!」


こう見えても私はプリースト系のスキルは全て抑えている

【マスターヨーガ】としても免許皆伝だ!

普段は魔族さえ格闘戦で仕留めている!


「これでも私は苛ついているんだ!」

「あなたのような素敵で可愛い女性が・・・鬼女だとは・・・」

「世の中すべてをのろいたい!」


「底が見えず恐ろしい すました女性より簡単に怒って

つかかってくるな女性は」

「本当に可愛らしくてならない!」



ギルマスは怒るのもバカらしくなってきた


こいつ本気で・・・目がマジだ!

あんなに・・「可愛い」「カワイイ」「かわいい」

連呼されてこちらが恥ずかしくなってきた・・


頬を朱に染めて「バカっ!止めないか!」

そういった瞬間!「こんな可愛いのに既婚とは・・・」

本気で泣き崩れて再起不能になっている


暴れたギグをギルマスがぶちのめし総出でかたずけをさせる!

悪戯で此処まで内部を壊されるとはテーブルや椅子

窓ガラスなどが割れひどいありさまだ!


もういい!明日にしようそして皆を解散させその日は眠りに落ちた。

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