日方真弓

『愛流!早く食べちゃいなよ!』

私は娘の愛流にどなりつける。


5歳にもなって未だ食べこぼしが酷いし食べるのも遅い。あーイラつく。


そもそもなんで産んだのか覚えてない。


元々子供は好きじゃないし。


5年前付き合ってた糞男は最初は可愛がってたなー、この子を。

愛流がはいはいしだした頃から喧嘩が耐えなくなって別れたけど、思えば愛流こいつのせいのような気がする。


子育てってイラつくんだもん。


私は今38。今年で39だ。


女の盛りを子育てで奪われた感じかな。


っつっても男遊びはやめらんないな~。


てな訳で今日もトシくんに会いにいこっ!

 


団地妻はアラフォーからが花よ。





今幼稚園もコロナで休みだからまたに預かってもーらおっ。


「トシくん、今日も愛流預けるから、会えるよ!」

ライン送信完了っと。


私は愛流を横目に玄関を出、お隣のインターホンを鳴らした。


『久瀬さーん、また愛流お願いします~!』

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