04:きみが男だったら

一枚の毛布に二人でくるまる様に寝ていたらしく、抱き合うのに近い状態・・・お互いに足を絡めていたらしくなんとなく気まずい感じがして、ため息をついた。




きみ「なんなのこの状態は?もしかして襲われたのかな?」


あなた「ん?君がソファーで寝たからここまで運んできたけど、一緒に引きずり込まれて、腕をほどくのも面倒だから、そのまま寝た・・・から・・・なにもしていないはず・・・」


きみ「ふふふ、照れなくもいいよ、どうする?起きる?まだ6時になってないか・・・」


あなた「・・・まだ眠いな・・・もう少しこのままでもいい?」


きみ「しょうがないな・・・」




よりそって少し寝た後に、起きてからそのまま、すこし話をした




あなた「君が男だったら絶対に恋人にしたいな~」


きみ「そう?逆の方がいいと思うけれど・・・」


あなた「逆?」


きみ「あなたが男」


あなた「ああ、そのパターンもあるか・・・でも私が男だったらどうだろう?君を好きになるのだろうか・・・」


きみ「そっか、趣味とか感覚は違うかもね・・・」




彼女が顔を近づけて来て




きみ「やっぱりな~」


あなた「ん?なに?」


きみ「いや、匂いがね」


あなた「え?匂う?」


きみ「酒臭い」


あなた「それは・・・お互い様でしょう?」


きみ「ははは、冗談だよ。横に男が寝てるとね・・・体臭が気になって落ち着かない時があるからね・・・あなたの匂いは薄いな・・・と思って」


あなた「たぶん今は同じ匂いだよ、ボディーソープとシャンプーが君のだもの」


きみ「ああ、そっか」


あなた「でも、そうだな・・・この人と結婚しても寝室は別にしたいな・・・って思ったことはあるな・・・」


きみ「やっぱりあるんだ」


あなた「そりゃね、匂いをそんなに感じない人がうらやましいかな」


きみ「そうだね」




彼女はそういいながらベッドから起きてリビングのテーブルをかたづけはじめた




あなた「手伝うよ、朝食どうしようか?」


きみ「食パンとコーヒーでよければあるけど」


あんた「うん、いただきます」


きみ「今日は何か予定ある?」


あなた「ん・・・ないかな、どうする?出かける?一度着替えに帰りたいかな」


きみ「そうだな・・・」

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