02:理想の相手
物と匂いの少ない部屋だった
リビングには2人掛けのソファーとテーブル
テーブルの向こう側にTV、奥の部屋に低いベット
もう一つの部屋にパソコンとか趣味の物があるそうで
きみ「生活感が無い?」
あなた「うん、そんな感じだね」
きみ「寝に帰るだけの部屋だからね、部屋に物を置くのが好きじゃないんだよね、あなたの部屋もシンプルだったとおもうけど」
あなた「同じような間取りだけど広く感じたから不思議だと思っただけだよ」
そんな会話をしながらテーブルに食べ物を並べる
缶ビールを開けて乾杯
きみ「で?その後は?」
あなた「ん?いや・・・なにも、全然急いでないからね」
きみ「そうなんだ、まあいいや」
あなた「きみって彼いなかった?」
きみ「ん?けっこう前に別れたな・・・」
あなた「どんな人?」
きみ「中途半端に頭のいい人だったかな・・・」
あなた「ん?」
きみ「どちらかといえば、頭がいいと思っている人?っていうのかなこちらが気を使わないといけないタイプ、めんどくさくてね」
あなた「ああ、わかる。頭がいいなら周りに気を使えばいいのにって人いるよね」
きみ「うん、どこか勘違いしてる感じでね・・・」
あなた「なるほど、昔付き合った人に、頭がよすぎて何いってるかわからない人がいてさ・・・普通に考えるとバカ何だろうと思えて別れたか
らな・・・」
きみ「ははは、それはイヤだな・・・その前の人はHはよかったけど、性欲が強すぎて相手するのに疲れたからな・・・」
あなた「へぇ~よかったってどんなふうに?」
きみ「あ、そこをきくんだ」
あなた「ん?なんとなく」
きみ「そうだな・・・気持ちよくさせてくれたよ、荒い感じは無くて優しかったけど・・・もてあそばれてる感じかな」
あなた「そうなんだ・・・いいな、私はなんかザツなのが多かったからな・・・自分が気持ちいいから相手も気持ちいいだろうと思っている感
じで・・・」
きみ「ああ、いるねそういう人、自分だけ満足して終わる人・・・したいだけなんだろうなって」
あなた「一番がっかりするよね」
きみ「そっか・・・なんだったらしてあげようか?」
あなた「・・・へ?」
きみ「気持ちよくさせてあげようか、この前のお返しに」
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