第11歩 迷子ではない散策だ (ヴェネチア)

5日目

遂に、雨が降りました。

やむ気配がないのでホテル待機。


午前中はホテルでゴロゴロ。


外の天気を確認しがてら、一服。

そんなホテル前の喫煙所での出来事。


白人男性

「俺はロンドンから来たから、こんな雨へっちゃらだぜ!」


よく見たらホテルの庇から外に立っている。


褐色女性「阿呆や」

私「阿呆やね」


白人男性「あんたはどっから?」


私「日本からだぜ!ロンドンにも行くぜ!」


白人男性「マジか!良い1日を!」

私「ありがとう!良い1日を!」


そんなタバコミュニケーション英会話。


ちなみにですが、ローマのサンタンジェロ城では灰皿があったので煙草吸っていたら、警備員の兄ちゃんが走り寄って来た。


警備員「おい!ここは警備員の喫煙所だから、喫煙禁止だぜ!あんた日本人か?」


私「はい!日本人です」

(ジャパニーズだけ聞き取れた)


警備員「そうか!今からここは警備員と日本人だけの喫煙所だ!中国人、韓国人、奴らはダメだ」


ナチュラルレイシストやんけ。


礼儀正しい日本人というのはけっこう浸透してます。日本人ってのがわかると「あぁ」って感じで親切にしてくれたりする。


1人に日本人観光客として、その印象は崩さないようにしなくては!


昼になったら雨がやんだのでヴァポレットでリド島からヴェネチア本島に移動して街散策。


ヴェネチア本島では車というものが走ってないです。島々が合わさって1つの街になっているため、橋が非常に多い。


川?と言うべきなのか、陸と陸を挟んで流れています。ゴンドラ乗った時に舐めてみたら塩辛かったので、海水でした。


元々はヴェネチア共和国という国だったので、獅子の国旗をたまに見ます。昨日のカーニバル最終もデカい国旗を掲げて終了。


なので、陸にバスがない。

かわりにヴァポレットという水上バスを使って移動します。


市バスの代わりにジャングルクルーズの船を利用する感じ。バス停も海に浮いているので、めちゃ揺れます。船酔いする人には厳しい環境です。


私は友達とティーカップ的な乗り物乗ったら、高速回転かけてサドンデス突入する人種なので、三半規管は比較的強いです。


72時間乗り放題の「ヴェニス•ローリングパス」と言うのを到着して最初に買ったのでそれを使います。


それがペラッペラのカード。

最初騙された!と思ったけど、

このペラッペラのカードがICカード。


バス停入るのに「ピッ!」ってやるので、本当に市バスみたいな感覚なのに、、、ジャングルクルーズ。マジ異世界。


午後は特に予定がなかったので、[迷子]という名の[散歩]をしていた。


路地だらけで、迷子になります。

色んな店覗いては、出て、覗いては、出てを繰り返す。


店員に話しかけられたら。

とりあえず、[るっきんぐ おんりー]と言ってみる。



ヴェネチアン•グラスという綺麗な色をした硝子細工でヴェネチアで有名なので、艶やかなお土産屋が多数あります。どれもこれも綺麗で全部が違う模様をしているので、なかなか見てるだけで楽しいです。



そして、ホテルへの帰り方を迷う。



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