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一章 女王になりたい! その5」への応援コメント


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    イベント『異世界ファンタジー主人公成長・無双系連載作品の批評』より。批評します。
    ・冒頭の完成度
    良い点:世界観や設定の説明が細かい。
    悪い点:説明が多すぎて物語に入れない。
    ・文章の読みやすさ(文章の美しさとは別)
    良い点:言葉選びが工夫されている。
    悪い点:文法が間違っている。一文が長い。
    ・登場人物の深み
    良い点:性格がはっきり出ている。
    悪い点:過去の回想が長すぎる。
    ・総評
    文章の読みやすさについて。言葉選びに工夫が見られ、努力したことが伝わってくる。しかし文法が正しくない。感嘆符「!」と疑問符「?」の後に文章が続く場合スペースを一つ入れる。改行したら字下げする。三点リーダー「……」は二の倍数個ずつ並べる。言い換えの表現はセミコロン「:」ではなくダッシュ「──」を使う。このような基本的な文法が間違っていると、コンテストで真っ先に弾かれる。今後は気をつけるようにしよう。
    冒頭の完成度について。非常に作り込まれた世界観や設定が伝わってきた。しかし、冒頭から設定や人物の過去に関する説明があまりにも多い。その影響で物語の内容が頭に入ってこない。説明は読者にストレスを与える。説明的な文章は極力減らし、会話や行動で自然に説明することを意識すると良い。
    登場人物の深みについて。ヒロインや主人公の過去や周りの環境が説明されているため、ある程度行動原理は理解できる。しかし、ヒロインが自分の過去を自分で説明するという形式では、読んでいてあまり共感できなかった。設定を作り込むだけではなく、その伝え方も工夫できると良かった(第三者の説明、手紙、新聞等で間接的に知る、など)。また主人公とヒロイン以外の人物がその場しのぎな印象を受けた(敵対する人物など特に。前触れ無く出てきてそれっぽい理由を語って攻撃して終わり。ストーリーを作るためだけに都合よく作られている)。それぞれの人物にしっかりとした過去をつけ、一筋縄ではいかない敵・味方を作れると良い。