三ヶ月の結果


 この作品を毎日更新し続けて三ヶ月が経過した。長いような短いような。少なくとも一ヶ月目は長かった記憶があったのだが、慣れた証拠だろうか。

 三ヶ月の中で飽きそうになった回数が二十六回で、実際に飽きた回数が四回。飽きたときは時間を空けてから、もう一度やってみると何とかなる。

 ネタが切れた回数は飽きそうになった回数と同じくらい。三分の一が突拍子もないアイデアで構成される作品とは。

 書いた文字数は七万三千文字。仕事が逼迫しているなか、そんなに書く余裕があったんだなあと驚くばかり。もっと驚いたのは、有意義な内容が一つか二つ出るかと思ったらそうでもなかったこと。同じ生活のなかでは同じ情報にしか触れないからだろうか。


 文章量を多くすること自体に深い意味はない。重要なのは積まれていくこの瞬間を楽しんで糧にすることだ。この世には百万文字書いている人もいる、千万文字書いている人もいる。一億文字……は流石に難しいだろうが、書いたこと自体が偉いのなら、ただ単に適当に文字を打った方が手早く出来る分、優秀ということになってしまう。

 勝ち負けや内容というのもどんな基準でどんな人を対象に……という点でいくらでも結果が変わる。変わらないのは書いた自分だけだ。


 せめて自分だけはこの積み重ねにサムズアップをしてやろうと思う。


 

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