やめどき
続けてきた何かをやめるとき。今まではっきりと「やめどき」を意識したことはなかったが、この作品でようやく叶うかもしれない。
長く一つのことを続けるのが苦手で、やめた日すら思い出せないというパターンが常であった。前に一ヶ月ほど続けて書こうとしたことがあって、ほんの一週間ももたず、破れかぶれのまま終わらせてしまった経験もある。それは「やめた」とすら言えないのだろう。諦めた、放置した、うやむやにしたというのが近い。
また、やめさせられるとも違う。人の都合や仕事の都合、病気の発生など、他が介入してくる話でもない。
やめるとは、捨てるということ。意図的に線を引くこと。何かを残す、あるいは拾うために。うやむやにするよりかは幾分か積極的な行動に見える。動機の如何は別にしてもだ。
やめるときに考えることは、やめてどうするかである。やめることは幾分か積極的な行動だと書いたばかりだが、それ自体は誰にでも出来ることである。(その大半はやめることを選ばされた、やめさせられたに該当するような気もするが)
やめたことによるメリット、デメリットを天秤にかけ、後釜となる行動を決めなくてはならない。やめたからと言って、その時間がなくなってしまうわけでもない。やらなかった分の時間やお金が佇むだけだ。
実はこの瞬間……次の何かを選ぶまでの空白の時間が重要というか、普段の数倍のエネルギーが必要な箇所ではないか。計画を立てた時点で半分は決まったものであるのだし、無理のない緩いルールを敷けば、続けること自体は難しくないこともわかった。
問題は今後の自分の時間や労力を割いてまでやるべきことの選出にある。やってみて一歩の成長を実感することは勿論あるだろうが、本来は一歩の成長を得られるで
運否天賦ではない方法の確立。成長をシステム化(約束)することで、続けることへの動機付けにもなるだろう。身にならないことは(特に面白味がないこと)、やはり続けられないように出来ているのだから。
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