夜が更けて


 友達と夜が更けるまで語り合った。こんな経験は学生時代ぶりだった。

 目がちらつき、もう寝る以外の選択肢は考えられないし、他のことをやろうにも、それを出来るだけの集中力も熱意もない。

 ダイスは1・1・3と出た。書かなくてはならないノルマはそう多くない。だから今の気持ちを率直に書いて終わりにしようと思う。


 ありがとう。この経験が今後役に立つのかも、次の機会がやってくるのかも分からないが、得難い経験をありがとう。


 今までに得てきた思い出の内訳は、役に立たないことの方が、役に立つことよりもはるかに多い。だが後で振り返って残るものは、役に立たないことの方が断然多い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る