不自由さとの戦い


 何日もう余裕のない状況が連続しているからか、陰鬱な話題が浮かんでくる。


 創作、というか自己表現において常に戦わなければならないのは、不自由さである。

 自分の発想の制限、技量(表現力)の制限、そもそもの資本の制限。解決策を編み出せば、それらが解消するのかというと、また別の問題が発生したりして、そう簡単には解決しない。

 境遇的に自由であれば解決する訳でもない。枠がない方があるよりもたくさん描けるだろうが、枠がなければ誰が目の前のそれを画板だと判断できるだろうか。

 

 不自由な境遇が生み出した作品が、自由の中での作品を上回ることもある。バネの例えでよく用いられるが、抑圧された分だけ勢いが強まるということもあるだろう。

 しかし、なんであれ不自由を噛み締めている間は、本当につらい。自分のせいか、相手のせいかは知らないが、巡りあわせの悪さを悔やむ。

 それは創作している間でもそうだし、前後・・でもそうだ。地団駄を踏みながらも、これが勢いに繋がることを祈り続ける……


 不自由は創作の障害となるが、原動力の一つにもなる。


 色んな面から覗いてみよう。

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