話を水増しする
サイコロを器に向けて振る。出目の合計は9になった。
今のところ、書くのに支障はない。
ノルマの文字数は少なめになるように見積もったし、この前振りのおかげで本題に必要な文章量はそんなに多くない。
とはいえ、こんな時間になるまで仕事があるから、今後は起こり得るかもしれない。それはネタが尽きた時というより、体力が尽きた時ということになるのだが。
今回は疑問だ。
こういった物申す系のエッセイというやつは、作者が題材を決めていて、その思いの丈を打ち明けるというものだが、時たま「なんで水増ししないんだろう」と思う時がある。
ある一つのトピック、例えば「敬語の使い方」とか「風景描写」とかがあったとしたときに、一話で書くところを十話に分けてしまえば、ネタの
そんなことしたら、文章量がほとんど一言クラスになってしまうと思う方もいるだろうが、その分だけ重箱の隅をつついてみたり、例えを頻繁に出して水増ししてみるというのはどうだろう。
日次で更新とかだとすると、すぐにネタが切れてしまうだろうし、せっかく浮かんだ良いネタを一話で使ってしまうのも勿体ない。
まあ、疑問に対して自分で答えることもできる。前述した「なんで水増ししないんだろう」という問いは、大体が自分に向けられているものだし。
答えてみると、
第一に「そういう性格だから」。猪突猛進というか、後先考えないで作り込んで、後で泣きを見るタイプであるということだ。
第二に「書いてて面白くないから」。水増しする分、書く側も似たり寄ったりを意図的に作ることになるので、やってて面白みを感じない。流石に千倍に薄めようと思ったら、根本的な発想の転換が必要になって少しは面白くなるかもしれないが。
そして第三に「面倒くさいから」。今日考えたことと同じことを、また明日、明後日も考え続けることになる。これは意外とコスト(心理的負荷)が高い。仕事じゃあるまいし、気まぐれに色んなものに触れ合っていたい。
という経緯もあって、基本的には各トピックはバラバラになっている。
~補足~
……しかし、これが1日に10回とか20回更新する話で、各話の文量も一言とかじゃなくて、それなりに(この話くらい)書く必要があるのだとすると、
何とか頭をひねって無理なく、かつ、他の人にバレないように水増しする方法を考えるかもしれない。
勿論大変だろうが、1日20回更新して、各話が約1000文字だとすると、1年で7300話、文字数にして7300000文字にもなる。
そこまで出来たら評価は別として、自分を誇ってもいいかもしれない。
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