継続は力なり


 今回の出目は8。原稿用紙一枚分の愚痴になってしまうか。



「継続は力なり」という言葉。

 

 創作論に限らず、古今東西幅広く用いられる人生の教訓である。

 実際のところ、この言葉は正しいのだろう。何事も積み重ねてみなければ分からない。


 しかし、調子が悪くなってくると、それにすらケチをつけたくなってくる節がある。

 なぜ、継続しなければ力になってくれないのか?

 正確に言えば「継続しないと弱体化する」じゃないのか?

 小説においても、書かないとすぐになまる。正直に言えば熱意ってやつがなまってくる。

 興味がわかない時、体調が優れない時ですら、やり続けなければならない。

 向き不向きの問題も容赦なくやってくる。「向いていないんじゃないか?」とか「こんなにしがみつかなくても?」とか、精神的な重圧はやってくる。


 趣味だから、気軽にやっているから……というのはある種の落とし穴だ。果たして人は重要性も緊急性も高くないことに必死に取り組めるのだろうか。


 むしろ、継続しなくとも力を得られる方法を考えた方がいいんじゃないのか。


 頭がぐるぐるし、継続することへの討論会が始まり、本来の執筆時間が奪われることになる。


 こんな討論会の様子を延々書くだけだったら、サイコロの力を使わずとも、継続・・できるのだが……

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