発明家ジャドソンと特許名称
シカゴの発明家ジャドソンは、一八九一年に、のちにジッパーと呼ばれることになる発明の特許をとった。
その際、特許の名称をどうすべき迷ったのだが、ジャドソンは自分がなぜそれを発明しようとしたかを思い出し、それを特許名称とした。
その特許名称とは、“靴の開閉用トメ具”である。
ジャドソンは、靴のはいたりぬいだりが、死ぬほどめんどうくさかったようだ。
だが、後のジッパーの用途を考えたら、人々にとっては、靴よりも服の脱いだり着たりのほうがめんどうくさかったようだ。
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