暗号のベーコン・応用したライプニッツ
イギリスの哲学者ベーコンは、一六〇五年に二つの文字を使っての暗号を作った。
aとbの計五つを、さまざまに組み合わせれば、アルファベットの全てを表記できるというもの。情報を伝えるには、二つの記号ですむとの原理である。
およそ五十年ほど後に、ドイツの数学者であるライプニッツが、ベーコンの暗号を参考にし、応用して作られたのが二進法の理論である。
そして、この二進法、現代のとある物の元となっている。
それは何かというと、コンピューター。
コンピューターの判断基準は、大雑把に言うと、電流が流れているかいないか。つまり、0と1の組み合わせで全てを処理しているのだ。
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