レオナルドダヴィンチの未来予想図
およそ五百年前に、レオナルドダヴィンチは様々なデザイン画を鏡文字の注釈付きで書き残している。そのいくつかを列挙したいと思う。
パラシュート。
救命胴衣。
井戸掘り器具(ボウリング)。
水汲みポンプ。
潜水用のヒレ足。
外輪船。
馬なし馬車(自動車)。
歯車とチェーン。
エアライフル。
水タービン。
レンズ研削盤。
榴散弾。
機関銃。
飛行機。
ヘリコプター。
潜水艦。
量産用の機械。
今でこそ、当たり前のように使用されているものばかりだが、当時――それも五百年前には、想像もできなかったものばかりである。
ダヴィンチはさらに、化石、解剖学、血液の循環、宇宙論、隕石についても、現代に通ずる先見の明を持っていたのだ。
だが、当時の人々にはダヴィンチの構想は夢物語を通り越した妄想の産物だととらえられていたようで、同時代の人々になんの影響も与えなかったそうだ。
ちなみに、ダヴィンチのそれらの構想などが出版されたのは十九世紀になってから。およそ、四百年の時を経て、ダヴィンチの構想が世に出るようになったのである。
ダヴィンチの構想が、もう少し早く世で理解されていたら、世の中はどうなっていただろうか。歴史ロマンを感じずにはいられない、一幕である。
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