とある偉人の初舞台
イギリスのとある女優が、歌謡のソロ公演を行っていた。
しかし、突如として声が出なくなってしまい、舞台上の女優も舞台裏の人々も大慌て。
すると、当時五歳だった女優の息子がすかさず舞台上に飛び出し、舞台上で自分の知っている歌を面白おかしく歌いながら踊り始めた。
観客たちはそれを見て大盛り上がり。舞台上にめがけておひねりを投げてやると、息子は歌なんかそっちのけでおひねり拾いに熱中し始めたのだ。
息子のコミカルな姿に観客は大笑い。なんとかその場が丸く収まり、女優は息子に最大の賛辞を送った。
「ありがとう、チャールズ。あなたは皆を笑わせることのできる才能を持っているのね。それは、とてもすばらしい神様からの贈り物よ」
女優――ハンナ・チャップリンは、息子であるチャールズ・チャップリンの初舞台を、とても喜んでいたそうだ。
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