マルチタレント・ゲーテ
作家を名乗る者――そして、作家を志す者としては、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名くらいは知っていなければならないと言っても過言ではないだろう。ゲーテはそれだけの偉大な作家なのだ。
大作である詩劇『ファウスト』をはじめ、小説の『若きウェルテルの悩み』、叙事詩の『ヘルマンとドロテーア』等、あげはじめればキリがないほどの稀代の作品群を残している。
さらにゲーテの凄まじいところは、その溢れ出るバイタリティ。
ゲーテは作家として名が知られているが、実はゲーテが生涯についた職業の量が膨大であることはあまり知られていない。
では、どんな職業についたことがあるか、それを羅列してみよう。
消防署長・外務大臣・舞台演出家・舞台俳優・弁護士・画家・鉱山の監督官・悪評が立つほどのジゴロ・科学者。
そして最後に挙げた科学者という職業で、ゲーテは後世のとある偉人に多大な影響を与えている。
残っている記録によると、ゲーテは人間のアゴの骨の特色について指摘していたと言われている。その時のゲーテの理論は、一世紀後のダーウィンの進化論に影響を与えたのだ。
なんという多才な人物であろうか。こういう人物にこそ、天才という二つ名が一番しっくりくるのではなかろうか?
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