リンカーンの参考書
「民主主義は、人民の、人民による、人民のための政治である」
一八六三年十一月十九日、ゲティスバーグでエイブラハム=リンカーンによって行われた有名な演説の一部分である。
あまりにも有名なこの一節であるが、実はこの一節は、リンカーンのオリジナルではなかったということはあまり知られていない。
元々この一節は、牧師であるパーカー氏の一八五〇年の著書に記されており、パーカー氏は説教でも度々使用していたと記録されているのだ。
さらに決定的なのは、リンカーンがこの一節をメモした時に書かれていた日付が残っているのである。
メモの日付によると、一八五八年七月四日。
パーカー氏の著書より、およそ八年後なのだ。
こういう事実を見ると、筆者はメモの大事さというのを痛感する。
己が感銘を受けた名節をすかさずメモし、それを自分が伝えたいことに対する重要なエッセンスとして使用する。まさに、良い小説を作るための重要なファクターではなかろうか。
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